~ 病気が発覚して1週間で亡くなりました ~
病気の発見は突然に |
いつものように屋上でチェリーと兄妹仲良く遊んでいたアースが、
突然、座って動かなくなりました。
どうしたのかと慌てましたが、“いつもと違う”は病気の可能性があるので、
急いで動物病院へ行きました。
病院へ行くまでの間にお腹が膨れてきました。
胃捻転だろうか?などと心配しながら病院に到着。
「お腹が腫れるのは内臓破裂の可能性が高い」ということで、
急いでエコー検査をしてもらいました。
検査の結果、脾臓に腫瘍ができているのと、血の塊のようなものがあるとの診断で、
「CT検査をして手術ができれば摘出手術をするが、できない可能性が高い」と言われました。
突然のことで驚き、検査の結果をドキドキしながら待っていたました。
突然の手術 |
長い時間待っていたら、手術が終わったと、摘出したものを見せてもらいました。
緊急手術をしていただけたのです。
摘出したのは脾臓と大きな血の塊でした。血の塊は癌でした。
手術の結果、「多分、血液の癌である血管肉腫でしょう」と告げられ、
「悪性の場合、血栓や心筋梗塞になる可能性が高いので、突然死に至る可能性が高い」
と告げられました。
その日は「麻酔が切れたら連れて帰っていただいたほうが良いでしょう」
との事で連れて帰ることになりました。
「夜中に亡くなることもありますので、病院にいるより自宅で皆さんに看病してもらうほうが
幸せだし、手厚い看護をしてもらえますから」ということでした。
しかし、私たちは手術をしたことで安堵して、これから回復に向かうと信じていました。
抗癌治療まで介護を |
術後は元気になり始めていました。
毎日、点滴と治療に病院へ通院しましたが、日に日に元気になって行きました。
排便排尿を屋上でするし、元気に歩くので、回復に向かっているとみんなで喜んでいました。
しかし、術後3日目の朝、顔が震えているのです。
痛みに耐えかねているような顔です。
急いで病院へ行くと、「痛いようなのでモルヒネを打ちましょう」と言われました。
そうしたら痛みが軽減したようで、ぐっすり寝るようになりました。
散歩もできるようになり、尻尾も上がって歩くようになったので喜んでいました。
「後は、ご飯を自分で食べられるようになったらいいですね」と、先生と話していました。
ちょうど1週間目に |
元気になって痛みも少し和らいできているようで、
先生と「来週から抗癌治療ができますね」と話した翌日でした。
朝、顔を見るとちょっとぐったりした感じです。
いつも朝は、チェリーと一緒に屋上で排泄をします。
アースにリードを付けても立ち上がりません。
異変を感じたので、すぐ動物病院へ行きました。
院長にすぐ点滴をしてもらって、治療をしてもらいました。
院長は何もおっしゃいませんでしたが、脳に血栓が飛んでいると思います。
本人はうつろな状態になっています。
何とか持ち直して欲しいと願いながら帰ってきましたが、
意識が朦朧としているようです。
ずっと世話をしているスタッフがまだ来ていません。
最後の別れをしたいだろうと、薄れる意識のアースの耳元に
大きな声で呼びかけました。
スタッフもボランティアさんも会うことができ、
夕方の4時ぐらいに危篤状態になりました。
昏睡状態が続いていましたが、
夜の8時40分に、みんなに見守られるようにして亡くなりました。
痛みに耐え頑張りましたが、最後は生きることはかないませんでした。
でも、最後までスタッフの大きな愛情に包まれて旅立ちました。
いろいろ大変なこともありましたが、12年という歳月を共に過ごさせてもらって、
一緒にいる幸せな時間を貰ったと思います。
アースくん本当にありがとう。
まだ頑張っているチェリーも見守ってくださいね。