毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!
アーカイブ 徒然ぐせvol.1
暑い夏が終わった。今年の夏は暑かった。
メリールーとストーンが会社に出社しなくなって2ヶ月、毎朝の散歩は大変だった。
メリールーもストーンも飼い主とよくにていて朝の目覚めは遅い。
散歩に行く時間は8時くらいになってしまう。そうするともう暑いのだ。太陽がサンサンとお構いなしに注いでいる。
これじゃ暑すぎる。よその犬たちは朝の6時くらいには散歩に行っているというのだ。そりゃそうだと私は決心して早起きをすることに。6時半に起きることにした。
しかし、私が起きても犬たちは起きてこない!つい私もソファに寝て、7時過ぎに「散歩」と大声で起こす。ベッドルームから2頭でヨロヨロと起きてくる。 それも迷惑そうな顔して。本当に失礼な奴らだ!寝ぼけていてリードを付けても玄関で寝る始末。
情けない!何と散歩に行きたがらないのだ!張り切っているのは私だけ。
私だって行きたくないのだ。でもあんた達のことを考えて行こうとしているのに。
やっとの思いで外に出るとメリールーは出たとたん、オシッコとウンコをしたらもう帰るのだ!ゲゲーッと思いながらメリールーだけ家において散歩に出かける。
ストーンと一緒に汗をダラダラかきながらもう真っ黒に。
白魚のようだった手が今では日雇い労働者のようにゴツゴツした手に変身をした。
今年の夏は悪夢のような夏だった。
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)