毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!
アーカイブ 徒然ぐせvol.3
犬はドライブが好きだ。ストーン(♂)も車に乗ると助手席に乗ろうとする。助手席に座ったらまるで人間のように落ち着いた顔をしている。シートベルトはしなくていいか、と気にかかるほどだ。すれ違いざまに対向車の人たちの笑顔が見えたりする。「カワイィー」と言っているのが聞こえてくるようだ。 サニー(♂)も車に乗るのが好きだ。サニーは何と運転している私の膝に座ろうとする。普段は私のことは嫌いらしいが運転すると好きになるらしい。ストーンとサニーは車を見ると乗ろうと車に突進してしまう。私は車に傷がつかないかハラハラだ。どうしてこんなに男どもは単純なのか、人間も犬も似ていると思いながら首をグイグイ引っ張って帰る。
メリールー(♀)は、車に乗るのが好きではない。でも、メリールーは昔から車が嫌いだったわけではない。小さい頃は会社に車で通っていたのだ。たまに歩いて帰るとタクシーに向かって歩き出し乗ろうとしたことがある。その時、私があまりにメリールーの首を引っ張ったため、タクシーの運転手さんに動物虐待をしているのかと疑われたことがあるくらいなのだ。そのメリールーが車が大嫌いになったのは、動物病院の帰りに車の中で吐いてしまってからだ。
でも、メリールーは車に乗ると後座席に頭を乗せて淑女のようにしている。それにくらべ男どもは、車の中をウロウロして助手席に座ったら我がもの顔で大人しく座っている。アーァ、この子達がいつ紳士になるのか悩みは多し!の毎日だ。
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)