毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!
アーカイブ 徒然ぐせ vol.11
7月の大雨で友人の家が浸水した。2階建ての家だったので本人の命に別状はなかったが、一階に置いていたものは全て流されていったという。
「もう何にも無いの」と電話で話をしたときは全然ピンとこなかったが、何もないということは、下着もクツもバッグも何も無いということに気が付いた。こりゃ大変、何とかしなきゃ!と郵便で支援の物を送った。気が付けば気が付くだけ必要な物に気が付いてくる。「クツはどうしているの?」と聞くと「ゴム草履が浮かんでいたのでそれを履いている」という。運動靴を送らなきゃ、歯ブラシは、石けんは、タオルは、靴下は…と気が気で無くなる。「雨は怖い」と言う実感が沸く。もう他人事では無い。動物たちはどうしたんだろう、と気になってくる。
そういえばこの頃、近所に子猫がいっぱい生まれているのか、鳴き声がする。私はもうレスキューできる状態ではないので聞かないようにしていたら、メリールーとストーンが見つけてしまった。元気な子猫だったが、目が涙目で目ヤニだらけ。カラダにはノミがいっぱい。なんと丸々太ったノミが50匹ぐらいいた。こんなに小さいのに辛かっただろうと驚いた。
どうか皆さん、子猫の里親になってください。子猫がいっぱいいます。雨が降っているので救わない訳にはいかないんです。
猫は一匹より二匹の方が飼いやすいし二匹で遊ぶので猫にもいいです。
2003年9月号
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)