毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!
アーカイブ 徒然ぐせ vol.14
もうすぐ今年も終わる。だからこそうち明けられることがある。
昨年12月29日、会社が年末の休みに入った時、天神フタタの前でテリーが不安な顔で人の後をついて回っていたのを保護をした。その日のうちに病院に行き血液検査とワクチン注射を済ませていた。会社にはサニーもおり、3カ月くらいのテリーと正月を迎えようとしていた。
そして12月31日事件はおこった。その朝の散歩係は私だった。朝9時に会社に出かけサニーとテリーを連れて散歩へ出かけた。いつもの散歩コースである中央公園へと笑顔で無邪気に歩いていくサニーとテリー、その途中の千代田生命とベスト電器の間に子犬が怪我をしてうずくまっていた。頭にちょっと怪我をしていたので、私はとっさにカラスにつつかれていると勘違いをして、早速保護し、抱っこをしながらサニーとテリーを散歩させ、スタッフKに連絡をしてすぐ会社に来てくれるように要請をした。散歩の途中で、サニーは保護した子犬に興味を示し触ろうとするし、テリーもじゃれて歩けなくなるし、子犬は重いしで、もうクタクタになりながらやっとの思いで会社に帰り着くことができた。私がどうして子犬を抱っこしていたかというと、足を怪我していたからなのだ。子犬はコリーのようなミックスでとても可愛くてハンサム。歯はもう乳歯ではなくなっていたので5カ月位だったと思う。会社に到着していたスタッフKと、12月31日だから病院はどうなっているのかと救急の当番医を探し病院に連れて行った。
これから驚愕の事件がスタートしたのだ。この一年、私とスタッフKは誰にもこのことを言うことなく封印していたのである。
2003年12月号
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)
今月のサニーくん
●サニーくんは、日々変わっていた。笑顔が多くなっていた。
私たちが面会に行った時も、笑顔で先生と出てきて甘えてきた。
サニーくんはアイコンタクトをしながら先生の指示でお座りができるし、先生にも甘えるようになった。先生の膝に乗ったりしているし、先生が脇腹を触っても何にもいわなくなっている。良かったな、少しずつ進歩があっている。
でも、まだトラウマは残っているようだと先生から言われた。強いトラウマがあるようだという。少しずつでいいから、トラウマからサニーが解放される日が迎えられるように。