毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!
アーカイブ 徒然ぐせ vol.21
犬や猫を保護しなくなって久しいが、親が保護しないと子ども(メリールー)が見つけてしまう。袋に入れられ捨てられてた仔猫たちを見つけたのだ。袋には4匹入っていたが、1匹はもうダメで3匹も弱っていた。何とか生きている仔猫たちを元気にしなければと、ミルクにオシッコにと苦戦が続いた(見つけたとき私は出張でいなかった)。その翌日から会社では、突然やって来た3匹の仔猫のお世話に、スタッフが3時間おきにミルクとオシッコにと悪戦苦闘だ。ある時は、ウンコまみれになったりしている。手の平に乗るほど小さかった仔猫たちが、毎日グングン成長し元気で寝る・飲む・遊ぶでスタッフを癒している。今では驚くほど大きくなっている。 スタッフ全員がかりでお世話をしていたら、今度は犬が来た。迷い犬だったが、飼い主が見つからず動物管理センター行きになった犬を引き取った方から「自分の家では飼えないので」と、やって来てしまった。死の恐怖を体験した犬なのに、目がクルクルして大人しい可愛い犬だ。どうなるのかと不安でたまらなかったはずだったのに落ち着きがある。同じような境遇だった2頭の白と黒の犬達。幸せになって欲しい。「命あるものは人間も動物も幸せになる権利がある」とおっしゃった国際セラピードッグ協会の代表 大木トオル氏の言葉を思い出す。保護して頂いただけでもありがたい、助けて頂いただけでも有りがたい。でも、できれば、里親が見つかるまで預かって欲しいと思った。私たちにも限りがある。1頭でも2頭でも幸せにできるようにガンバロウと思う。 でも、犬や猫がくるたびに、いつもスタッフには迷惑ばかりをかけている。今のスタッフは全員が「動物がいないのは寂しいですね」と言ってくれる。ホッとするが、誌面を借りてスタッフの皆さんへお詫びとお礼を申しあげたい。でも、また犬や猫がやって来てもよろしくネ!
2004年6月21発行 7月号
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)
今月のサニーくん
ハウスに入れるようになりました!サニーは輝く笑顔になっています!
今回ばかりは驚きました。サニーは輝く笑顔で私たちを迎えてくれ、何とハウスに入ることも見せてくれたのです。これには、本当に驚きました。サニーにはハウスは無理だろうと思っていた私たちは、涙がでるくらい嬉しかったのです。サニーは、保護して1年間は不安で落ち着きがなく、いつも情緒不安のような目をしていました。勿論、一人で待つこともダメですし、ハウスに入るなんて事は無理でした。それが、3週間ぶりに会いに行くとサニーくんはハウスに入れるし、ハウスで待てもできるのです。先生を信頼しきっているので、ニコニコ笑顔でいるし、ノーリードで散歩もしているのです。スゴイ!私たちも後2ヵ月で出来るのかなと不安ですが、その2倍以上も喜びでいっぱいです。
輝くサニーの笑顔は、太陽のように輝くようにと名付けたサニーの名前そのもののようです。命のあるものは、安心と信頼させる努力さえすれば改善することが出来ると実感しました。自分たちでできなければ、プロに頼むのも良いと思います。日々進歩していくサニーを報告できることを嬉しく思いました。