毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!
アーカイブ 徒然ぐせ vol.44
自分の飼っている動物との別れほど、悲しいものはないかもしれません。人間とは違って、動物の寿命の長さは驚くほど短いのです。10歳以上になると、いつどんなことがあっても仕方がないと言われるくらいの年齢なのです。だからこそ、ファミリーの一員として愛していた動物が高齢になってくると、今まで以上に大切にして欲しいと願っています。そして、間違いなく別れがやって来るのです。その悲しみは、深く心に沁みるものです。
私は、つい先月15歳と5ヶ月のストーンくんと別れる経験をしました。あんなに凛々しく穏やかで、どんな犬達が突然我家にやって来ても驚くことなく受け入れていたストーンくんが永眠したのです。16歳までは生きていて欲しいと思い願っていましたが、願いが叶わず永遠の別れをすることとなりました。毎日、この日が来ることを考えると胸が熱くなり苦しくなったりしましたが、犬の老いは突然やってくるもんだなーと思い知らされました。
ストーンくんは、今年に入ってもまだまだ元気だったのですが、2月に病気が発見されました。しかし、高齢のため手術はできない。薬を飲みながらの治療となりました。ストーンくんも痛みに耐えながら、死を迎える3日前まで自分で立って排便排尿をして、水も飲みに行く状況で、もちろん死を迎えるその前日まで立たせてやると自分で排便排尿をしていたのです。そんなストーンくんの最後は、お世話になっていた病院に点滴を受けに行き点滴が終わってからでした。まるでお世話になった先生3人に、最後の別れを告げに行ったようにして眠るように最期を迎えました。私は、こんなにあっけなく別れが来るなんて思っていませんでした。今でも、充分な世話をしてあげたのか疑問です。
しかし、周りの人たちは本当に優しく最後までお世話をしてくださいました。徹夜に近い状態が続いて、眠っていないのに毎日ストーンの痛みを取るために介護に来てくれたスタッフKにスタッフM、毎日お昼に来てくれていたお姉ちゃん、どんなに感謝をしても足りないくらいです。みんなも私と同じくらい悲しい気持ちだと思います。頑張って、この悲しみを乗り越えないといけないと思っています。我が家に来てくれたストーンくんに今では感謝でいっぱいです。
2006年5月22日発行 6月号
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)
今月のメリールー
会社に来るようになったメリールーは昔と違って会社は疲れるようです。眠たいのに眠れないようで、会社があまり好きではないようです。家に帰ると寝てばかりです。GWは毎日朝から晩までどうしたのかと思うほど寝ていました。頑張れメリールーとささやいています。