毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!
アーカイブ 徒然ぐせ vol.51
引っ越しをした。そしたら骨折をした。骨折をしたら、引っ越し先は階段だった。松葉杖で、毎日アクロバットのように階段を上ったり下ったりしていたら何度も落ちそうになった。松葉づえを生まれて初めて使えば、ワキが痛くて涙が出そうになる。これじゃいけないと、入院することにした。入院するのはいいが、安静入院だから会社には行ってはダメ、と注意を受け、仕事は病院に来てもらってすることにした。
しかし、入院したらしたで病院の凄さを知った。病院は、同室の人たちの人間関係で全てが決まる。これが実にすごいのだ。私の部屋には説教好きの大声で話すおばあちゃんがいて、誰彼かまわず小言のように注意をする。おかげでトイレに行くにも、顔を洗うにも気を遣い、遂に4日目にして発熱。何と、8度5分まで上がり、夜中の2時半に看護婦さんに退院の旨を伝えると、翌朝は6度5分まで下がっていた。自分のシャバさに生まれて初めて気がついた。
初体験はいくつになっても驚くことばかりで、勉強になった。
でも、今一番困っていることは、散歩に行けないことだ。犬やネコは増えているのに散歩に行けないなんて・・・。スタッフ達が一丸となってがんばってくれている。ありがたいと感謝の念で胸が痛い。朝は早くから6頭の散歩で・・・何の問題もなく頑張ってくれている。ギプスになったとたんに足をついて動きまわっていたら、足が片方だけ短くなるやら、治りが遅くなるやら注意があったから、ドキドキしながら生活していたが、やっぱりもう松葉杖は、つきたくない。
私は、年末までにギプスが取れたらいい、という具合だから、散歩は出来ず。ゴメンね、犬たちにスタッフの皆さん。
2006年12月20日発行 1月号
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)
今月の犬たち
犬たちは元気だ。しかし雄犬たちはお互いけん制しあってワンワンの大合唱で大変だ。仕事が出来ないとみんなブーイング。会社は騒音のアラシだ。
でも、みんな犬たちの世話をしながら笑顔になっている。やっぱり犬がいるって幸せをつくっているんだろーなと思う。