毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!
アーカイブ 徒然ぐせ vol.52
お正月は驚くほどビニールの上下(防水されたジャージのこと)を着ていた。犬達が家に来ていたので散歩をしなければならないし、自宅が寒いのでついつい保温効果が高く、汚れても平気なものを着るようになっていた。しかし、保温効果はあるがオシャレ度は0である。そんな状態が平気になってくると、こわいもので天神にもその状態で出て行く。もちろん、デパートへのショッピングにも行く。別に洋服を持っていないわけではないのですが、ついつい着替えてまで街に出かけたくなくなってくるのです。ブランドショップにもその状態で入ってしまって相手にされなかったけど、別に悲しい気持ちにもなることなく母とデパート巡りをして、ご満悦の状態だ。
でも、自分がこれから先、もっと歳をとってきたら(もう歳はとっているか?)どうなるだろうと不安になってくるが、いったん家に戻れば、家の中は部屋中に犬の声が響きあっている。そんな状況では感傷的な気分もふっとんでしまう。しかし、犬達は可愛くて、ご飯と散歩とその後の自由時間を大満喫したら、全員がハウスで眠りにつく。シーンと静かになった状態の中で洗濯に掃除と忙しく時間が過ぎていく。アッという間にお昼になっているが、お正月気分も満喫できずに犬達の世話を焼いている自分に「もう歳だから疲れが溜まるぞ、カラダをいたわれよ」といいながら世話をしているが、おかげさまで健康ももらっている。でも、私はまだ骨折が完全に回復しているわけでなく足を引きずりながらではあった。
来年は動物担当のスタッフを雇うぞーと心に誓いながら正月休みが過ぎていく。今年の正月は、(まあ、毎年こんなもんだが、今年はさらに犬が多くなっているので大変になったのは事実だ)私の大好きな福袋も買うことなく、正月のテレビを横目に見ながらまるでダイエットのように散歩三昧だ。毎日、朝昼晩の3回をスタッフKとするのは大変だ。
しかし、舞鶴公園を中心にしたお濠の散歩は犬達にとって快適なようだった。スタッフKも毎年、正月休みもなく頑張ってくれている。来年は絶対に正月休みを取れるようにしてやろうと感謝と共に心に誓う。

2007年1月20日発行 2月号
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)
今月の犬たち

スキッパーはトコちゃん(一時預かりの犬)に追いかけ回されていた。まるで、ダイエットのためのように走り回っていた。小さい犬が走り回ると幼稚園みたいでちょっと可愛いのである。ファ〜っとした優しい気分になるのは、心地良いものだった。