毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!
アーカイブ 徒然ぐせ vol.59
突然知り合いから電話がかかってきた。「北九州に犬がいる。それも38匹くらい、何とかしようよ」と。何とかしようよ、と言われてもと思いつつ、状況を聞いてみると「小型犬がブリーダーの倒産により放置されそうになっている。とても悲惨な状況だ」という。小型犬は、小さいので早めの対応をしなければ病気にもなるし危険が伴う。
話を聞いているうちに、気持ちが落ち着かなくなりドキドキしてきた。「急がなければ大変なことになるよ」と、知人の尻をたたき始めていた。一頭でも早く里親を捜さなければ、写真を撮って来いだの、病院は行ったかだの指示を始めている。友人いわく「病院はまだだがシャンプーやカットをしてやっている。みんな毛が伸び放題だし汚れている」と。友人も優しいなーと思いつつ、気持ちが焦っている自分を発見する。何故そんなになるのか自分でも分からないナーと、思いつつ走り始めている。
でも、少しでも出来ることから始めないと命を救うことは出来ない。命を、もし、救えるなら救いたい。それが私のできることならと、友人たちに電話を始める。スタッフも大変だ。いつも私に巻き込まれて、あたふたしている。仕事もしながら私から誰か犬を欲しがっている人はいないか、一頭より二頭のほうが飼いやすいだの、犬を飼っている人がいたらもらってくれるように電話して、だの言われている。もしかしたら全部はダメかも知れないけど、何頭かは里親にいくかもしれないではないか。最初は少しずつでも、最後は全部になるかもしれないと、みんなにハッパをかけながら、自分にも頑張れば何とかなるとゲキを飛ばしつつ電話し知恵をだしている。
できれば皆さんにもご協力をいただき、一緒に里親探しをしてほしい。ヨークシャテリア、チワワ、ダックスなど様々な犬種が家族になれるのを待っています。”みんなでやれば、出来きる“の精神でやれば結果が出ると信じています。
2007年8月20日発行 9月号
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)
今月の犬たち
動物たちは夏でも元気だ。でも、ラブちゃんの様子が変だ。お腹のあたりがちょっと膨らんでいる。気づいたら躊躇わずに病院へ行くのがベストだ。診断の結果、やっぱり腹水が溜まっていた。腹水は、死に至ることもあるので早めの手当が大切。ただ今、ラブちゃんはお薬で療養です。早く元気になってねラブちゃん。