毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!
アーカイブ 徒然ぐせ vol.60
この頃よくかかってくる電話で「子猫がたくさんいる何とかしてくれ」と言われることが多い。何とかしてくれと言われても、何とも出来ないのが現状だ。私には出来ないと言うと「じゃ、この子は死ななきゃいけないんですね」と人のせいにする人も一人や二人ではない。でも、この頃の電話のかかり方で気になるのが、猫の問題だ。それは、この間の電話でのこと。「一軒家に60匹くらいの猫がいます。最初は少なかったけど1匹ずつ捨てて行かれるから、可哀相なんです。病気になっている猫もいるので、他の猫たちにうつってもいけないから病院に連れていきたい。良い病院を教えてください」とのことだ。思わず「持って来るって、どういうことですか?」と聞き返してしまいました。ひどい!人の家に自分の家族である猫を勝手に捨てに来るなんて!そんな人がいるのか!と一人で憤慨して血圧が高くなってしまった。
しかし、保護をするとは大変なんです。お金もかかるし、時間も取られる。それでも放っておけないと活動をしている人たち。本当に、偉いナーと思う。保護している人たちは、特別に好きで保護しているわけではく、要するに見るに見かねて「“可哀相だから”突き動かされてしまう」という訳なんです。誰でも、可哀相や可愛いという気持ちは持ち合わせていると思いますが、実際、その活動をすると疲れるし悲しいし、イヤになるようなことばかりのようです。特に、前記したように、猫の数はドンドン増えるから、猫の避妊活動、里親活動(もちろん動物病院の検査をして)など大変のようです。時には、頭に来るようなことや、傷つけられるようなことを言われても「猫たちが可哀想だから」と、その気持ちだけで頑張って活動している人たちには本当に頭が下がります。私には出来ないと思ってしまいます。地域猫はだいたい2〜3年で亡くなるということです。
人に捨てられ生きている猫や犬をいじめないでいただきたい。私も、自分に出来ることで命の応援していきたいと思っています。
2007年9月20日発行 10月号
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)
今月の犬たち
きらりが帰ってきて3ヶ月。まるまる太ったきらりはトレーニングもバッチリ入って可愛い。しかし、スタッフ一同が可愛がりすぎると元に戻ってしまうのであまり可愛がらないようにとトレーナーにお灸を据えられています。