福岡市内の老舗フリーペーパー月刊SKIPは今年で23年目。福岡の女性を美しく元気に輝かせる情報を発信していきます。

アーカイブ 徒然ぐせ vol.61

徒然ぐせ

毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!

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 毎月20日は、SKIPの配達日。私もスタッフと一緒に、皆さんの元に早く届けたいと配達に参加している。そんな配達の途中での出来事だ。

 その日は、本当に暑く、真夏日のようで、顔には汗が流れ落ちているような状態だった。私はその時、届け先への本を持って走り回っていた。すると、小さな犬が目に飛び込んで来た。パピヨンだ。白と黒の綺麗なパピヨン。頭の中に、何故パピヨンが町の中をウロウロしているの?と疑問が・・・。お父さんは?お母さんは?と思いながら一直線にパピヨンに向かって走って行く。通りには車が走っている。危ないし、誰かを捜しながら歩いているとしか見えない。「どうしたの?ひとり?おいで」と話しかけ、抱っこする。やっぱり不安でいっぱいだったのだ。素直に抱っこされ、安心したのか大人しくなる。飼い犬なのは間違いない。何故、この子は独りぽっちでここにいるんだろう?どこの子だろう、誰に聞けばわかるのか?と、頭の中でグルグル疑問が湧いてくる。でも、どこかのマンションから出てきてしまったのは間違いないし、飼い主さんはまだこの子が居なくなったことに気が付いていないのに違いないのだ。
 
 「う〜ん、どうするか?」と思い悩んでいると、通りすぎようとしたOLさんが、「近くの花屋さんが犬を飼ってありますので、飼い主さんを知っていらっしゃるかもしれませんよ、花屋さんに聞いてみたらどうですか」と声を掛けてくれた。そこで花屋さんに抱っこのまま尋ねに行くと、「あ、大ちゃん」と犬のことを知っていた。アー、良かった。もしかしたら、又一頭会社に犬が増えるところだった。スタッフからのお叱りの声が頭に浮かびながら、見つからなかったら、一時預かりをして飼い主さんを探すしかないと思っていた。パピヨンの飼い主さんは花屋さんの近くのマンションの上の階の方だそうだ。「大ちゃんというパピヨン」は、無事に飼い主さんの元に帰ることができた。
 
 心の底から安堵したが、こんな犬がたくさんいるに違いないと実感した。今回の出来事で私のしたことはお節介おばさんだったかもしれないが、知らない間に愛犬が飛びだしてしまうと言う出来事は起こっているのだ。だからこそ皆さん、大切な家族には迷子札をつけることが大切なんです。エッセイ,編集長,徒然,保護,迷い犬,迷子札,ドッグタグ

2007年10月20日発行 11月号

●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。

このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)

今月の犬たち

エッセイ,編集長,徒然,肥満,秋,太る,注意馬肥ゆる・・・と言うほど秋は美味しい物が多い。おかげで、うちの犬達は肥えている。動物も太りすぎは危険だ。病気にはなるし、足に負担がかかる。とくに、シニア世代になった動物は危険のようだ。毎日の食事以外のおやつは要注意!と自分に言い聞かせる日々。

 

 

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