福岡市内の老舗フリーペーパー月刊SKIPは今年で23年目。福岡の女性を美しく元気に輝かせる情報を発信していきます。

アーカイブ 徒然ぐせ vol.67

徒然ぐせ

毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!

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 2月に保護したちびっ子の3頭が、やっと皮膚病の完治とワクチンが終了して表に出ることができるようになりました。ちびっ子たちは、初めて接触したのが動物管理センターの人で、追いかけ回された恐怖と、捕まえられた恐怖とで、人に触られたり抱えられたりすると恐怖のあまりオシッコとウンチをしてしまいます。いつも、スタッフKはオシッコとウンチの世話をしています。”疲れているだろうなー“と彼女に任せていることに申し訳ないと思っています。

 しかし、私たちの仕事はこれからです。この3頭を優しい里親さんの元に行かせるのが役目だと考えていますので、心を開かせ人間への信頼を回復させ、基本トレーニングが入っているという状況まで持っていきたいと考えています。大変で難しいかも知れませんがしなければならないことです。先日、初めて屋上に連れて行きました。疲れが体中に残るくらいに、これが大変でした。まず、屋上に連れて行くまでにオシッコ、ウンチまみれになるし、これじゃ先が思いやられるとスタート。自由運動をさせようとしても、怖がって隅にだんごのように固まってしまい、一歩も歩きません。

 まずは、人慣れから始めなければならないのかと、思い悩んでしまいます。でも、思い悩んでいてもしかたがないと自分に喝をいれつつ、青空の下で散歩に行くためには、首輪を付けること、リードで歩くことを教え、それがどんなに楽しいことなのかを教えることからだと、二人で悪戦苦闘しました。チビッコたちはまったく動かず、止まったままです。子犬たちに笑顔が見える日は来るのか不安です。

 しかし、頑張ろうという力を取り戻して、ゆっくりと時間をかけることにしました。もっともっと、楽しいことを教えてやりたいと実感しています。せっかく生まれてきた命だから、生まれてきて良かったと思えるようにしてあげたいと思うのです。多くの犬たちが捨てられ、殺されていくなかで、縁があって私たちの元に来ることになった子犬たちだから、元気で楽しい犬生をおくれるようにしてあげたいと願っているのです。今日をスタートに「トレーニングを頑張るぞ!」と犬と二人三脚を誓う日でした。

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多分このお話はアース、チェリー、ソックスのことなんだろうと推測します。(スタッフS)

2008年4月20日発行 5月号

●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。

このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)

今月の犬たち

エッセイ,編集長,徒然,メリールー,シャンプー,トリミング,マザー,ルーフ,福岡うちの子たちはシャンプーを頻繁にしてもらうようになっている。おかげで北斗は真っ白で金太郎は輝く被毛でピカピカだ。もちろんハナちゃんだっていい香りを漂わせている。綺麗な犬っていいナーと思いながらメリールーをシャンプーする。足裏のトリミングはプロにお願いをしたが、伸びていると注意を受けた。ゴメンねメリールー。

 

 

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