福岡市内の老舗フリーペーパー月刊SKIPは今年で23年目。福岡の女性を美しく元気に輝かせる情報を発信していきます。

アーカイブ 徒然ぐせ vol.70

徒然ぐせ

毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!

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 突然老犬がやって来ました。飼い主のおばあちゃんが救急入院したそうです。人間の老老介護が問題になっているけど、高齢の一人暮らしの方に飼われた老犬や老猫の問題も大きな問題です。例えば、飼い主である高齢者の方が、突然病気になって飼えなくなったり、世話が出来なくなったなどがたくさんあります。今回の出来事は、案じていた現実を突きつけられたようで辛い気持ちになりました。

 そういえば、去年やって来たジャックも、一人暮らしのおじいちゃんが亡くなって、おじいちゃんの家族に捨てられたのでした。要するに、おじいちゃんにとってジャックは家族だったが、その家族の方々には荷物になってしまったのです。こんな悲しい問題は、たくさん起きていると思います。先日も、「一人暮らしの90歳のおばあちゃんが猫を飼っていらっしゃるが、高齢過ぎて施設に入りたいが、猫と一緒では入所出来ないでいらっしゃる。どうしたらいいのか」と近所の方から電話がかかってきました。「里親を捜してあげるのが一番の近道です」と答えましたが、急に週刊誌の記事を思い出した。「そう言えば、福岡で高齢の方が飼われていた動物を一生預かるという施設があるというのが週刊誌に書いてあったような気がする。もちろんお金は必要ですが。」と電話の主に伝えた。絶対に必要な施設だと思った。こんな施設があると幸せに、捨てられずにすむ動物がたくさんいると思う。

 動物を飼うということは、自分が飼えなくなった後のことも考える必要があります。これから家族の一員に迎えようとする方はそのことを考えてください。あなたに何があっても一生動物が命を全うできるようにしてやるのも飼い主の責任です。
高齢になっても、動物を預けたりできるお金があるか、そのお金を使うのが惜しくないと思える方しか動物を飼わないようにしてください。動物があなたより先に亡くなるとは限らないことを真摯に受け止めて飼うようにしましょう。

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2008年7月22日発行 8月号

●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。

このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)

今月の犬たち

エッセイ,編集長,徒然,保護猫,病気,マザー,ルーフ,福岡エイズで片目のペルちゃんは猫たちのボスで、スタッフの間でも人気No1です。凄味があるけど可愛さもあるペルちゃんは、いつも世話をしてくれるスタッフKを脅かしながらも守っている愛すべき猫。まだまだ元気で凄味を効かしています。

 

 

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