毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!
アーカイブ 徒然ぐせ vol.71
先月は子猫デーが続いた。子猫が何故か会社に向かって歩いてきたり、小枝にひっかかっているのを見つけたりした。どの子も小さくてミルクを飲ませなければいけないが、編集部では大騒ぎだ。可愛い〜いだの、ミルク飲ませないとなどの声が飛び交う毎日だった。
そんな中で、散歩中にまたまた子猫を見つけたけれど、どうするか思案に暮れていたが、さすがに2日目にも同じ場所に子猫がいたので勇気を出してスタッフKに言った。スタッフKは、「同じ場所に居るんだったら親猫が居るはずですから大丈夫です。」と断言しながら見に行っていた。私が見たのは1匹だったがスタッフKが見たのは4匹で団子状態で重なり合って寝ていたようだ。「エー、4匹も・・・」といいながらお互いどうするのか思案していた。スタッフKはやっぱり気になったようで、「こっそり見に行ったら子猫が死んでいた。もう一匹も動かないようで車の下にいる」と泣きそうになって帰ってきた。
これはもう保護するしかないと、もう一人のスタッフと猫好きのお客さんと4人で保護することにした。お客さんからは、来なきゃよかったなどと言われながらも大きなダンボールの箱を持って車の下から子猫を2匹保護し、死んでいた猫は埋葬するようにした。しかし、何と悲しいことか!保護した2匹も車のマフラーの中に入ったのか、気づいたときには、一酸化炭素中毒で死んでしまっていた。捕まえるときはあんなに元気だったのに・・・・とスタッフKと悲しみに打ちひしがれた。子猫の運命もさまざまだ。本当に時の運だと思う。可愛いのはどの子も一緒なのに、こんなに差があるなんて。どんな子も幸せになって欲しいと願っているが私たちにも限りがある。
やっぱり、無駄に子猫や子犬が生まれないようにするのが大切なのだろう。猫の避妊去勢をしている人達がいらっしゃるが、本当に急務のような気がした。そういえば、大阪のアークの代表オリバーさんのセミナーに行ったときも、避妊と去勢の大切さを訴えておられた。無駄に命をつくったりして、無駄に死なせることになるのは考えなければいけないことだと思った。
2008年8月20日発行 9月号
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)
今月の犬たち
木にひっかかっていた子猫は今元気にスクスクと育っています。それも超腕白に! 毎日、超早起きでお母さんを寝不足にしているので、昼間寝ないように起こされている子猫は、それでも元気に会社を走り回っています。