毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!
アーカイブ 徒然ぐせ vol.72
チワワの子どもが生まれるから預かって欲しいと頼まれた。考えてみると、私は一度も動物の出産に立ち会った経験は無い。動物病院で、子犬が生まれているのを見たことがあるくらいしか知らないのです。そんな私に、難しいと言われるチワワの出産を引き受けるほどの図々しさはありません。チワワの出産は、頭が大きいので自然分娩と帝王切開が半々の確率だといいます。犬の出産は安産が多いといいますが、犬種が小さければ小さいほど難しい場合もあるようです。では、犬の出産が近づいたと感じるのはどんな感じになるんだろうか?それは巣作りを始めることからスタートするそうです。知り合いのチワワは動物病院で生むことになりましたが、自宅で生むことも命の素晴らしさを知る上では大切な体験をすることになるかもしれません。
子犬は可愛いですが、動物の育児も大変です。育児の仕方で性格が変化するものなのかな?と思ってしまうようなことが多くあったりします。もちろん、環境も大きく左右するのは事実です。今まで動物に関わったことで実感することは、飼い主と愛犬は良く似ている?似てくる?と言うことです。近頃、子猫を飼うようになったスタッフと子猫の性格はソックリになってきています。そういえば、マイペースを貫く我が娘のメリールーも私に似ています。毎日の生活を一緒にしているから似てくるのかな・・・?でも、私は、メリールーほど食い意地は張っていない!と話をしていたら、スタッフの子猫も凄く食い意地が張っているようで、まだ小さいのにバッグからパンを盗んで食べるとか、シュウマイをくわえて走るとか、毎日バトルが続いているようです。そんな話が本当にあるかナーと半信半疑でいたら、ナント、その子猫が、会社でいただいたケーキを食べていたのです。その現場を見ていたスタッフたちが驚いて大声を出すと、見つかって叱られると思って更にガツガツと食べ出したという強者です。
でも、そんな奴でも可愛いと思うのはいったいなんなのかと思ってしまう今日この頃です。小さくて可愛かったのも、1年経てば大きくなり、病気をしたり老いたりしますが、その可愛さは死ぬまで続きます。
2008年9月20日発行 10月号
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)
今月の犬たち
病気を克服した可能性が高いと山口大の先生から言われたハナちゃんは、足をピョコピョコとしながら元気に散歩をしています。その姿を見るたびに嬉しくなります。いつも笑顔で楽しそうだけど、北斗と一緒の部屋だけが不満のようです。