毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!
アーカイブ 徒然ぐせ vol.73
毎日の散歩の日々に朗報がきた。「散歩のボランティアに来ても良い」というのだ。思わず、「嬉しい!」と叫んでしまった。本当に嬉しいのです。散歩は、毎朝、何があってもしなければならないことで、忙しくて手が足りない日もあるのです。ボランティアのみなさんは、優しい方ばかりで犬たちもとても嬉しがっています。見ていると、横断歩道などでのアイコンタクトもバッチリできています。贅沢かもしれませんが、ボランティアの方がもう少し多く来ていただけるとさらに嬉しいと願っています。何故嬉しいかというと、犬たちにもっと長く散歩をしてあげられるからです。
そのボランティアの方に、警察からやって来た可愛いちびっ子の一時預かりをしていただいていました。その方が、そのちびっ子の里親になっていただけるようになりました。可愛いちびっ子は、家の中でマーキングをするクセがありますが「トレーニングをしますから大丈夫」と優しい家族の一員に迎え入れていただきました。もう、感謝の気持ちでいっぱいです。
捨てられたりする犬たちは、ほとんどが高齢・病気・問題行動のある犬や飼育放棄などです。そんな犬たちが、幸せになっていくのを見るのは嬉しい限りで、受け入れてくださる家族の方には感謝でいっぱいです。私は、里親に出すには厳しい条件をつけてしまいます。少しは、緩くしたらと思われるかもしれませんが、せっかく保護した命は大切にしたいし、辛い思いをしただろうからより幸せにしてやりたいと思ってしまうのです。もしかしたら、私のエゴかも知れませんが大切にしたいと思っているからです。
しかし、里親に行ってほしい犬は本当にたくさんいます。とくに、まだ小さい(と言っても半年ですが)平和台で動物管理センターに捕まって引き取りに行ったちびっ子たちに優しい家族に出会って欲しいと願っています。まだまだ人を恐がり、外への散歩もまだできないでいる状態です。しかし、いつの日にか散歩が大好きになって、里親さんを見つけられるまで頑張ろうとみんなで話しています。犬たちは、小さいときに人間と関わらず、初めての経験が管理センターの人達から追い回されるという出来事でした。その恐怖感は簡単には、取り除くことはできないと思います。しかし、私たちは、心の底から愛情を与えて可愛がっています。おかげさまで、目もクルクルして可愛くなってきました。だから、この子たちが優しい里親さんに出会えるように頑張ろうと誓う日々です。
2008年10月20日発行 11月号
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)
今月の犬たち
去勢をするために病院に行ったちびっ子たちは、脱糞をしたりして病院には迷惑をかけてしまいました。今では元気になりました。一時預かりをしてもらっているチェリーも避妊をしました。元気で可愛くなっているので嬉しい限りです。