毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!
アーカイブ 徒然ぐせ vol.64
毎年恒例ではあるが、やっぱり今年も散歩に明け暮れる正月となってしまった。事件は暮れに起こったのです。朝ジャックと散歩をしていたら高齢とみうける犬が道路を歩いている。首輪をつけているしリードが途中で切れている。“アーッ”と叫んでみたが、車が止まったりしているが犬もパニック状態になっているようだ。どうしてあんなに遠くにいるのに犬が見えるの、自分でも驚きながらジャックと追いかけていく。犬は道路を横切ったりしながらジグザグに走っていく。「危ない、危ない」と叫びながら走っているので道行く人たちからは白い目で見られている。しかし、そんなことにはかまっていられない。恥ずかしいなんて思っていたら、犬が車にはね飛ばされるかも知れないし、見失ったら大変なことになると汗をかきながら走り続けた。犬も年をとっているようだとはいいながらも結構速いので追いつくのに苦労する。私の声を聞いた散歩中の若い人も一緒に捕まえようと走ってくれた。
私は、追いかけながらスタッフKに電話してビーフジャーキーにリードを持って来るようにと指示をだす。ゼーゼーいいながら走っているとお濠のスミに追いつめたらお濠の中に入っていく。朝早いし寒いのでドキドキする。あんまり追うとドンドン濠の中に入っていって凍えたら大変だと木の影に隠れ上がってくるのを待つようにした。スタッフKも追いついてきた。ジャックを木にくくりつけてスタッフKと保護しようとしたらジャックがワンワン大声で鳴き出す。犬が驚いたらいけないので慌ててジャックを木から放す。スタッフKが一人で頑張ってやっとの思いで保護をした。濡れているので抱きかかえて連れて帰ることにした。何日も放浪したのに違いない。本当に汚れているしくたびれている。やっとの思いでふきあげ少し綺麗にしてハウスに入れて寝かせることにした。
何でこんな年の瀬に犬に出会うのだろうか!ジャックも来るし犬は増えることはあっても減ることはないと嘆きながら犬の名前は「愛ちゃん」と名付け少しずつキレイしにしている。早くお家に帰してやりたいと思いますので見たことがあると思った方はぜひご一報ください。また、高齢の犬を飼っていらっしゃる方はもう一度名札は付けたか、くさりは大丈夫か家の柵は大丈夫かなどのチェックをしてください。高齢になればなるほど動物は大事にしましょうね。
2008年1月21日発行 2月号
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)
今月の犬たち
犬たちが痩せている。ハナちゃん、北斗、金太郎がやせているのだ。驚いて、「どうしたのか?」とスタッフに聞いたがいつもと同じと言う。何か問題があるのかと心配だ。犬も痩せすぎていると病気になった時体力がなくなることがあるので痩せすぎはいけないのだ。もうすこし太るように食事に気を使おう!