毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!
アーカイブ 徒然ぐせ vol.88
またまた、新しくセリちゃんがやって来ました。小ぶりな可愛い女の子です。いつものように、私たちは、新しい犬がやってくると動物病院に検査に行きます。特別に問題も無く健康そうな子だと思って安心して動物病院に行ったのです。フィラリアも問題なく安堵していたら、触診をした先生が「右足に骨折の痕があるようで、ちょっとブラブラした感じがありますね」と告げられました。驚いて触らせてもらうと足の骨に違和感があり、レントゲンを撮ってもらうと、骨折したままの状態にされていたようでした。融合○○(病名を忘れてしまいました)という病名で、手術をすれば回復する可能性があるが、難しい手術だし問題もあるそうです。現在は、歩くのには問題は無い状態ですが高齢になると手術をしたほうが良いかも知れないとの見解でした。
なんだか 一難去って、また一難 と言う感じでやってきました。途方にくれていてもしょうがないので、山口大学で見てもらおうと思っています。愛犬などの動物は言葉がしゃべれないので症状の的確な把握をしていれば、いつ何時どんなことが起こっても早めの手当てができるからです。可愛いセリちゃんを優しい里親さんにお渡しする日まで頑張っていようと決心しました。きっと、あと1ヶ月もするとさらに目がクルクルした可愛い犬になることは間違いありません。みんなで頑張るぞー!と全員で誓う日々です。
しかし、お正月などのお休みほど動物病院が開いていてほしいと願うことはありません。私の家族のメリールーが正月早々病気になりました。ちょうど7時を過ぎていたので、開いている病院が無い時間帯でした。月隈にある夜間救急動物病院は9時からなので、それまで生きた心地もせずにいました。おかげで、その時間まで何度も嘔吐しながらでも無事で大事に至らなかったけれど、救急の病気だったらとゾッとします。救急病院でもメリールーが待っている間も何頭も犬たちが心肺停止やら歩けずに寝たまま呼吸が浅くなっているなどの症状で駆けつけていました。動物は〈いつもと違う〉が病気のサインですから、サインを見つけたら病院に行くことが大切なのだと実感しました。助かるものも、助けることができないようになってしまいます。あの、夜間救急動物病院でみた光景は、悲しすぎるものがありました。ぜひ、動物の信号を見つけたら病院に行くようにしてください。
2010年1月20日発行 2月号
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)
今月の犬たち
メリールーが何を食べたのか、突然に嘔吐をくりかえし、最後は、水を飲んでももどす状態でグッタリでした。夜間病院へ行き回復しましたが、翌日は鍋のおでんを半分以上食べるという暴挙にでてしまいました。反動は恐ろしい!