福岡市内の老舗フリーペーパー月刊SKIPは今年で23年目。福岡の女性を美しく元気に輝かせる情報を発信していきます。

アーカイブ 徒然ぐせ vol.89

徒然ぐせ

毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!

エッセイ,編集長,徒然,保護犬,保護猫,里親,マザールーフアーカイブ 徒然ぐせ vol.89

 悲しい電話がかかってきました。随分前に保護した犬で、問題行動があったので訓練所に預けているサニーが病気だという知らせです。その病気も”ガン“だといいます。胸が痛くなってきました。サニーには、忙しさにかまけて随分逢いに行っていないのです。もちろん、ズーッと気にはなっていたのですが、新しい犬たちがどんどんやってくるので、毎日休みなく大変で、訓練所の先生に任せっきりにしていたのです。サニーは先生のことが大好きで、訓練所では問題をまったく起こさず、安定していたのでお任せしていました。安易に環境を変えるのは良くないし、私たちがサニーを迎えに行って、元の問題行動をするようになるといけないと思ったこともあったからです。

 しかし、病気は突然やってくるのだと実感しました。考えてもいない出来事でした。もう少しで、海の見える家を買えるかもしれない状況だったので、そうなったらサニーとマロンを引き取って、穏やかに暮らせるようにしてあげたいと思っていた矢先の出来事でした。  サニーは、放浪中に人間からゴルフクラブで頭を叩かれ、血だらけになっていたことがある犬なのです。私が保護したときは栄養失調でフラフラで、生き倒れのような状態でした。いったい何をされたのか、足を触ったり、身体を触ったりすると、突然噛み付いたりしたのです。そんな問題行動がある犬だったので、訓練所に相談したら「安楽死を考えたらどうか」と言われ、泣きながらサニーと歩いて帰ったこともある犬なのです。そのサニーを今の訓練所の所長が預かってくれ、訓練をしてくださっていたのです。そんなサニーが病気、それもガンになったのです。

 訓練所の先生は、「このまま訓練所で最後を迎えることがいいのでは」と言ってくださっていますが、できるなら、私の元で最後を迎えさせてあげたいと思っています。しかし、それができるかどうかはまだわからないのが事実です。いったいどうなるのか・・・・・・。
※サニーに会いに行き、迎えることにしました。

エッセイ,編集長,徒然,保護犬,マザー,ルーフ,福岡,病気2010年2月20日発行 3月号

●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。

このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)

今月の犬たち

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クルクルとしたお目目でニコッと笑う愛ちゃんが、後ろ足が立たなくなった。老犬だからかと思っていたが、違うかもしれないと病院へ。やっぱり、スジを痛めていた。素人判断はいけない、と実感しました。頑張れ愛ちゃん。

 

 

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