福岡市内の老舗フリーペーパー月刊SKIPは今年で23年目。福岡の女性を美しく元気に輝かせる情報を発信していきます。

アーカイブ 徒然ぐせ vol.96

徒然ぐせ

毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!

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 猛暑の今年は朝から暑かった。毎朝、まだ7時というのに、汗が頭から顔から背中から噴出し、散歩中はずぶ濡れのような状態だ。

 そんな状況で、ジャックに「汗がたきのように落ちてくる」と言いながらの、散歩中の出来事でした。トイプードルと一緒に、首輪をしていない犬が歩いているのを発見してしまいました。イャーな予感がしたが、「そんなことはないだろう、あの叔父さんがトイプードルと一緒に飼っている犬に決まっている。家にはもう犬たちがいっぱいで、私には無理だ!」と自分に言いきかせながら過ぎ去ろうとしたが、思わず叔父さんに「お宅の犬ですか?」と口から言葉が出た。どうしてそんなことを聞くんだろうと自分で自分が嫌になってくる。でも、見過ごせないんです。

 もし、この犬が捨てられた犬だったり、迷っている犬だったりしたら可哀相でたまらない。後で後悔するくらいなら今聞いていたほうが良いと、自分で納得をした。答えはやっぱり「うちの子じゃない。今、ついて来ている」。こりゃ大変だ、「こっちへおいで」と声をかけてしまった。その犬は振り向いた。もう、家に連れて帰るしかない。この子の命を救おうと決心した。「おいで」と呼ぶとやって来た。急いでジャックに付けていたリードとネックチェーンをつけようとすると他の犬のほうに走っていく。慌ててジャックに首に巻いていたタオルを首輪に付けてタオルをリード代わりにしてついていく。もちろん、その間にスタッフKに連絡する。スタッフKが坂道をハァハァいいながら走ってきた。お互いグッタリした気分になりながら犬を保護した。

 連れて帰ろうとすると、やっぱり捨てられていたんだ、と実感しました。公園の外には怖くて出ることが出来ずにいる。公園に捨てられて、放浪している犬は、公園の外に出そうとすると脚がすくみ、出るのをこばむのです。そこで、抱っこして連れ帰ることにしました。

 現在は、太陽と命名しました。太陽君は、とてもお利口さんで可愛い性格です。人懐っこくて、大人しくて落ち着いています。そんなおりこうさんな性格の太陽には、優しい里親さんを必ず見つけると決心をしています。

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太陽くん初登場

2010年9月21日発行 10月号

●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。

このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)

今月の犬たち

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朝からキィー、キィーと甲高い声でなくのが春。ご近所迷惑になると毎朝ドキドキしていますが、どうしてそんなに大きく高い声でなくんだろう春。毎日散歩に行ってるでしょう。あんただけの相手をしていられないのよ!皆我慢しているんだからお利口になってね。

 

 

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