毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!
アーカイブ 徒然ぐせ vol.97
毎日がせわしなく過ぎていく。こんなことでいいのか?と、思うこともあるが頑張ろうと気合を入れながら、仕事に散歩にと過ごしている。そんな暮らしの中でも、もっと動物に愛情を注いであげたい、犬たちに早く家族を迎えてやりたいと願っているが、なかなか希望者が現れないのが現実だ。うちにいる犬たちのほとんどが、中型のミックス犬たちだ。10キロから17キロくらいあり、大きいのです。みなさん小型犬を希望される方が多く、そんな現状のなかで希望者が現れたのです。〝ヤッター〟と喜びました。さっそく面会をお願いすることにしました。
私たちの希望は、家族の一員として迎えて欲しいので、家の中で飼っていただきたいという希望を出しました。先方は、庭で飼いたいとの希望でした。なぜ私たちが家の中で飼って欲しいと希望するかというと、犬と人間の距離が縮み、愛情の育ちかたが違ってくるということと、動物に何か変化があってもすぐにわかるからです。もちろん、庭で飼っていたけど18年生きていた、という犬もいると思います。
しかし、動物は病気になると進行が驚くくらい早く、あっという間に死に至ることがあります。首に綱をつながれ庭で飼われるというのに私は犬をやることはできません。(もちろん散歩や愛情は注いでいただけると思いますが)最低でも、夕方になれば玄関に入れていただけるようにしていただきたいのです。お互いが、そばにいるというのを感じられる距離でいてもらいたのです。家族の一員である動物の、小さな可愛らしい動作を見ることができるようにしていただきたいのです。そうすると、その可愛い一挙一動を見ることにより、愛情がより深まってきます。里親希望の方は、夕方は玄関に入れるということを心よく引き受けていただきました。そこで、面会に至りましたが、お子さんがまだ小さかったので別のワンちゃんの方が良いでしょうとお話をしました。なにかの弾みで怪我でもしたら大変です。このことで、犬と飼い主さんの間に問題が生じるといけないと感じたからです。
里親を募集していくのも大変です。お互いの希望がうまくいかない場合が大半なのです。毎日が大変だといって、せっかく救った命を、幸せにする義務が私たちにはあることを忘れてはいけない。と実感した出来事でした。
2010年10月20日発行 11月号
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)
今月の犬たち
太りすぎはいけません。病気のもとです。ウィズリーはなんと45キロもあるのです。ちょっと走ればハァハァです。ダイエットに励もうと少し散歩の距離を伸ばしています。頑張ろうねウィズリー。やればできるよ。(42.5kgになりました)