毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!
アーカイブ 徒然ぐせ vol.104
桜が咲き始めた。犬たちとお濠を散歩する楽しみが、この季節だ。固いつぼみから桜吹雪まで桜を堪能できる。桜が青空に映える姿は、空気のキレイな早4月に入って、急に忙しくなった。こんなに忙しい毎日を送っているにもかかわらず痩せないのは何故なのだろうか・・・?と悲しい気持ちになりながら犬たちを見ていると、オス犬は痩せているのが多くてメス犬は太っている。ハナちゃんなんかマルッとした感がある。「そんなに食べていないのに」と、ハナちゃんが可哀想になる。あんまり食べていないがフードを減らそうとスタッフが言っているのを聞いた。何だが自分と同じだと思ってしまった。なんで太るのかなー・・・・。ハナちゃんは脚が悪いので脚に負担がくるといけないから仕方がないが。しかし、犬も猫も次から次に病気になってくる。そんな季節なのかなー。シュンくんと金太郎は水のような胃液を毎朝吐くし、他の犬たちは下痢になっているし、大変。散歩の途中で草を食べて腸炎になってしまったんだろうか・・・・・心配事が多い。
そういえば、梅雨が近づいてくると2頭のミニチュアダックスを思い出す。去年の大雨の日に2頭保護したんだった。汚れて痩せて小さくて、綺麗にするのに何時間もかかった。散歩もしたことがないようで外に出ると怖がっていた。そんな2頭が一緒に里親に行って幸せになっている。2頭一緒にもらってくださる里親さんをと贅沢なことをいっていたら素敵な優しい動物好きな家族から迎えが来た。先住の犬たちがいたが、今ではすっかり仲良しで家族になりきっているようだ。幸せになってくれてとても嬉しい。生まれてから可愛がってもらっていなかったようだから、可愛がってくださる家族を作ることができ、どんなに幸せなことか、運の強い犬たちだと思う。きっとこの犬たちは家族に幸せを持ってきてくれるに違いない。こんなふうに幸せな家族を作ってあげたいと願っているが、なかなか家族を作ってあげることができないと悩んでしまう。
しかし、先日研修体験で来てくださった方から、「ここでも幸せだと思いますよ。こんなに愛情を注いでお世話をしてくださっているのに。」と言われ、何だか安心した。いつも、もっと世話をしてあげないといけない「ごめんね」と思っていたから。そうだ、うちの子達だって幸せなんだ!こんなに愛しているから・・・・。スタッフだって、みんなとっても愛してくれている。ちょっと、気持ちが楽になった。
2011年5月20日発行 6月号
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)
今月の犬・猫たち
ペルちゃんがピンチ。急に目がおかしくなってしまった。ペルちゃんは片目しかないので心配しました。みんな、あまりに急なことで驚いてしまいました。少しずつ良くなるかもしれないので毎日ドキドキの連続で見守っています。大丈夫よペルちゃん!!