毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと18年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!
アーカイブ 徒然ぐせ vol.109
先月号でマザールーフの犬や猫の話を書いたらペルちゃんに医療費として「ペルちゃん頑張れ」と言う名前で寄付をしてくださった。嬉しさのあまり思わずみんなで「頑張ろうねペルちゃん!!」とペルちゃんに語りかけた。応援してくださる方がいてくださると思うと更に、頑張る力が沸いてくる。片目が無くなっても、ガンになっても、脳梗塞を起こして麻痺が残っているにもかかわらず頑張っているペルちゃんに感動すらおぼえ、生きようとする力の強さを感じる。そして回復しようとするペルちゃんに凄さを感じる。
動物にも精神の状態がカラダに大きく関係があると知ったその一方で、ペルちゃんのように精神が強い犬もいれば、精神が弱い犬もいる。何が嫌なのか、散歩から帰ってきたのにハウスに入れると、嫌がらせのようにオシッコをするし、水を大量に吐く。それも驚くほどの量を。例えばオシッコは、散歩でもたっぷりして帰ってきたのに、何でそんなに残っているの?と思うほどなのです。精神的になにか嫌なことがあるのかと思ってしまう。散歩の量が足りないのか、コミュニケーション不足なのか、愛情が注ぎ足りていないのか…思い悩むばかりだ。
他にも、朝早くから鳴き出す犬がいる。5時過ぎになると鳴き出すのです。ご近所迷惑で苦情が来たら大変だと、犬たちの部屋へ行ってフローリングの上で毛布に包まって寝る。何だか自分がかわいそうになる。
でも、なぜこの犬が鳴くのかを理解するのが先だ。何かあるから鳴くのだろうと思う。その問題を解決してやらなければいけない。それにはその犬を見てやることなのだ。本当は自分の部屋に連れて行くのが一番いいのだろうが、うちにはもう沢山の先住犬がいる。いったいどうすれば解決するのか!悩みは多い…。
後日談
問題を抱えていたと思われる犬は、毎日語りかけを続け一緒にいる時間を増やしたら少しづつ落ち着いてきました。愛情はとても注いでいるつもりですが、毎日が多忙なせいで見落としがちになっている動物たちのアピールを、いち早くキャッチしてやることが大切なのだと実感しています。もっと注意を怠らないようにするからと、犬に謝っておきました。
2011年10月20日発行 11月号
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)
今月の犬・猫たち
ピーチが去勢の手術をする日に食事を与えてしまいました。おかげで手術ができませんでした。夜から水も飲まずに頑張っていたのにゴメンネ。次は忘れないからもう一度頑張ってねピーチ。