福岡市内の老舗フリーペーパー月刊SKIPは今年で23年目。福岡の女性を美しく元気に輝かせる情報を発信していきます。

アーカイブ 徒然ぐせ vol.113

徒然ぐせ

毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと18年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!

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 ぎっくり腰になった。大変だ。散歩ができないと朝が困る。散歩のボランティアさんが増えたといっても朝の散歩は私たちでしなければいけない。(何人かの方が朝の散歩に月に何回か来てくださっている。ありがたい)気力で治さなければと思ったが"イタイ!"激痛が走る。おまけに、ピンチなのはぎっくり腰になった場所だ。なんとお店でだ。絶体絶命だと思った時、奇跡は起こった。レジの前に立つ男性が「私が治しましょうか」と声をかけてくださった。ポカンとしている私に「僕は柔道の整体師です」と。余りの痛みに「お願いします」というと、「横になるところはありますか」。横になるところはお店なのでないが後ろを向くと台車があった。私はその上に横になりその方が「電車の時間がありますのでポイントだけしかできませんが…」と治療をしてくださった。おかげで少し楽になった。感謝をして男性を見送り、この出来事を奇跡と言わずして何というのかと思うほど。スタッフに電話をしてすぐ来てもらい、かかりつけの整体の先生に治療をしてもらった。

 おかげで2日後からは犬の散歩にも行けるようになっている。"動物の世話をしなければいけない"と思う気持ちと"必要とされている"と思う気持ちのおかげで回復が早い。

 そんな時は嬉しいことが重なる。家の犬たちを里親に欲しいという方が現れた。いつも口やかましく言うが家の中で飼って下さることはOKだという。そして、MIXの犬が好きだと。嬉しい。その方に犬たちに会いに来ていただき一時ステイをすることにした。良い方だった。この方の子にどの子がなるんだろう、幸せになれると、嬉しいと喜んでいると電話がかかった。家庭の事情が変わって飼う事が出来なくなったとの連絡。本当に残念だった。やっぱり、長くうちにいる子達は、私たちが面倒を見ることになっているんだろーなーと妙に納得する。

 そんなこんなと多忙でいると、また犬がいると知人から連絡が。電話の内容から飼い主がいる犬で飛び出して迷子になっているようだ。迎えに行くしかないだろうと慌てて用意をして、車から知人に保護の指示をしながら現地に向かっていると家族の方が探していて、無事にお家に帰って行ったとの連絡が入った。

 よかったと胸を撫で下ろし嬉しい気分になってきた。だってうちのジャックの病気が悪化しているのに、保護した犬の世話まで手が回らないかもと不安だったのだ…。

2012年2月20日発行 3月号

●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。

このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)

今月の犬・猫たち

エッセイ,編集長,徒然,マザー,ルーフ,福岡,責任,保護,腎臓,病気,高齢 ジャックの腎臓障害が重くなっている。大変だ。食事もしないし足がフラフラで歩くのもおぼつかない。頑張れジャック!!まだ15歳だ。只今病院へ通っています。

 

 

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