福岡市内の老舗フリーペーパー月刊SKIPは今年で23年目。福岡の女性を美しく元気に輝かせる情報を発信していきます。

アーカイブ 徒然ぐせ vol.167

徒然ぐせ

毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと18年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!

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 暑い日々が続いているが、うちの犬たちは皆、元気に過ごしている。考えて見ると10歳以上の犬が随分多くなっている。みんな元気でいてくれありがたいと思いながら考えた。若くして亡くなった犬はいたかなー?と。特別若くして亡くなった犬はいなかったように思える。

 そんな中で、"いろんな犬たちがいたなー"と、フッと思い出した犬がいた。その犬の名前は"てつ"と名付けた犬です。どうやって来たのか忘れましたが、今は里親に行って幸せに暮らしています。何故急に思い出したかと言うと、この犬が本当に頭の良い問題犬だったのです。どんな問題犬だったかと言うと、すぐに逃亡する犬だったのです。ほんのチョッと開いたドアから抜け出して居なくなることが何度もあったのです。夜の9時頃から皆で大濠公園から城内を夜中まで探したことが何度あったことか…。
しかし翌日には、見つかったのですが、ある時、また居なくなったんです。いつもは必ず城内のどこかに居たんですがその日は居ないのです。おかしいな、どうしたんだろう?どこに行ったんだろう?と眠れないで会社に行くと、朝、会社に連絡が入りました。それは歯医者さんの看護師さんからでした。病院の駐車場に犬がいたので保護していますがどうしたらいいのか?ということでした。もしかしてと感じるものがあって、「その犬はこんな犬ではありませんか?」と聞くと「そうです」と答えられました。間違いなく"てつ"でした。「その犬は家の犬です」と答え、感謝を述べ迎えに行きました。その時の"てつ"の顔は今でも忘れることができません。不安でいっぱいの顔が私の顔を見てパッと明るくなり安心した後、申し訳ない顔をしました。怒る気持ちにもならず、顔を撫でてやると心から不安でしたという顔をしていました。
それからは二度と失踪をしなくなり優しい里親さんの家に引き取られました。本当におかしな犬だったなーと、思い出し笑いをしてしまいました。

 他にもいろいろ里親に行った犬たちがいますが、今も幸せに暮らしていると聞くと心から出会って良かったなーと思います。

2016年8月20日発行9月号

●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。

このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)

今月の犬・猫たち

エッセイ,編集長,徒然,マザー,ルーフ,福岡,保護,猫,犬チャーリーは相性が悪いと散歩中に噛みついたりする!何にもしていないのに噛みつくのだ。いったいどういう性格なんだ!とチャーリーを叱ったが知らん顔された。
反省しなさいチャーリー!

 

 

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