毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと18年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!
アーカイブ 徒然ぐせ vol.168
朝の散歩中に携帯が鳴った。スタッフKからだ。今度は何だ?と思いながら電話に出る。 「チャーリーと散歩していたら"ミャー"と子猫の声がしたので探したら、空き缶入れのゴミ箱の中から声がしたので覗いて見たら、まだ生まれて2週間くらいの本当に小さい子猫がペットボトルや空き缶と一緒に入っていたのです。驚きながら、『手の平に乗る大きさのヨチヨチ歩きの子猫が自分で入る訳がないよなー』と拾い上げました」とのこと。
どうしてそんなことがあるんだろうとブツブツ言いながら、とりあえずノミ取りをしないといけないから、風呂場に置こうということにした。いつものことながら猫はスタッフKを呼び寄せるようだ。犬は私を呼び寄せるが、とりあえず散歩から急いで帰ることにした。本当に手の平に乗るサイズで声が大きい赤ちゃん猫だ。体にはジュースが付いたのかベトベトしている。思わず「声が大きくて良かったね。ゴミ箱に入ったままだったら熱中症になって死んだのは間違いないよ」と声を掛けたら、ミャ~と大きな声で鳴いた。
声を聞きつけたのはチャーリーらしかった。空き缶入れの方にスタッフKを連れていったのはチャーリーだったそうだ。思わず"偉かったね、チャーリーがこの子を救ったんだよ"と褒めてやった。いつも怒られてばかりのチャーリーも何だ?と怪訝そうな顔をしながら嬉しそうだった。
取り急ぎノミ取りの駆除薬を付けたので24時間の隔離が必要になる。しかし、この子猫にはあまりノミがいない。大体、外で生まれた子猫にはノミが気絶しそうになるくらいいるもので、洗面器が真っ赤な血の海になってしまう。それから、キレイにした後はミルクを飲ませなければいけない。この子の場合まだ小さいので、4時間おきに飲ませなければいけないようです。でも、大変だけど小さな命が救われて良かった。今では(まだ4日しか経っていませんが)、頭一つくらい大きくなったような気がします。
今回も、もう少し大きくなったら優しい里親さん探しをしようと思っています。
2016年9月20日発行10月号
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)
今月の犬・猫たち
甲状腺の病気のチェリーは毎日お薬をのんでいます。兄妹3頭の中では一番大きいので一番強いのです。男の子を投げ飛ばす姿は驚きです。でもとっても可愛いですよ!