編集長・原田のコンテンツエッセイ
徒然ぐせ vol.176
この頃は犬には出会わなくなったが、猫がやってくるようになってきている。猫は人気が高くなったと言われているのに、何故持ってくるのか?困ったもんだ。まだ目も開いていない子猫は、夜も眠れないほど手がかかるし、お金もかかる。本当に気軽な気持ちで持ってこられても怒りさえ感じる。
"見つけて拾ったから何とかして"という気持ちで持ってこられても困るのが本音。自分でも何かできることを少しでも考えることぐらいしてほしいし、するべきでしょう、と思ってしまう。今回は私がその時居なかったから言えなかったけど、迷惑をかけて申し訳ないということくらい考えるべきだろうということを教えたかった。と、言っても子猫はやって来たので世話はしなければならない。
担当しているスタッフは寝不足になっている。夜中に何回もミルクを飲ませないといけないからだ。まず子猫の場合ノミ駆除から始まり、虫下しを飲ませ、お腹に虫がいないかをチェック、目がつぶれているので目薬をさしてやるなどが、子猫を保護した時のスタートになる。もちろん病院へ行って健康診断をするのが基本です。手がかかる、時間をとるのです。
だからこそ、気軽な気持ちで保護したから何とかしてと持ってこないでほしいのです。自分で何ができるのかを考えて保護はしなければいけない大変なことなのです。
誰でも助けられるなら助けたい、良いことをしたという気分を味わいたいと思うのはあるでしょうが、まず自分でできることを考えて行動をすることが大切です。
他に迷惑をかけるだけでは無意味だと思いますので、よく考えて保護するようにしてください。
しかし、命を救うことはとても尊いことなのです。
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。
小誌編集長は犬も猫も大好きである。
特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。
今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)