編集長・原田のコンテンツエッセイ
徒然ぐせ vol.192
今年の暑さは辛かったが、みんな何とか乗り切ってくれた。外猫の保護した子猫たちも元気いっぱいで遊んでいます。
元気な猫や犬たちを見ていると幸せな気持ちになってきますが、フッと亡くなった犬や猫のことを思い出します。辛い時も、私に力をくれていたメリールーや厳しい病気を乗り越えたハナ、人間に辛いことをされたサニーや金太郎。いろんなことがあったな~と。あの犬たちがいたから楽しかったと思える。
金太郎を引き取って来た時、辛い言葉をかけられ金太郎と一緒に涙を流しながら帰って来たスタッフK。金太郎との絆は深かった。あの時犬と人間は、共に悔しかったんだろうと思い出す。
道路を一頭で歩いていたサニーは、何かを思い出すように、急に手を出すと噛みついていた。問題行動がひどくなって、どうしたらいいのかと悩んだらトレーナーの人に安楽死させた方が良いと言われ、サニーと一緒に泣きながら家に帰ったことがあった。そんなサニーも最後はガンに侵され、発熱したので毎日抱いて動物病院へ通って信頼関係ができあがり、私の顔を見ると安心してくれた。
そんな犬たちは、何故か9月に亡くなっている。今年の9月はそんなことがないように願うばかりだ。
毎日散歩に行くお濠には、綺麗なハスの花が咲いている。このハスの花を、亡くなった犬たちも皆見ていたから、今は天国でハスの花を見ながら仲良く走り回っているのかな~と、思い出す。
今いる犬たちも、高齢になって来ているし、なんだか、思い出に浸るこの頃だ。と言いながらも、新しく子猫たちがやってきたので毎日は忙しい!歳をとって来ているので元気はいつまで続くのか不安な日々だ…。
里親探しは本当に難しい。犬や猫にも性格があるので、どんな家族に迎えてもらうのがその犬や猫にピッタリなのか?いつも悩んでしまいます。
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。 小誌編集長は犬も猫も大好きである。特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。 今までどれくらい保護したことか…。(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)