編集長・原田のコンテンツエッセイ
徒然ぐせ vol.209
暖かかったのに急に寒さと雨が続く日々になったら、外猫たちが風邪を引いたみたいだ。クシュンクシュンとあちこちから聞こえてくる。可哀想だし、どこで寝ているのか心配になってきた。
段ボール箱に毛布や要らない洋服を入れているものを何個もおいているのだが、雨が降るとそれも濡れている。濡れている箱は片付けても雨が降っている間はどうしようもないと思って見ていたら、いつも来ていたまだ1年未満の猫がじっとうずくまっているのを見つけた。まずご飯をあげたがあんまり食べていない感じだ。夜はいなかったが翌日も同じ様にしているので、体調が悪いんだろうと思って、捕まえて病院へ行くことにした。弱っていたのか、バスタオルに包んで捕まえることができた。もちろん手は名誉の負傷をした。
取り急ぎゲージに入れて病院へ行った。診察の結果、口内炎と歯肉炎で痛いんだろうとのこと。可哀想なので、薬は飲ませられるかわからないので長く効果のある注射をしてもらった。他の外猫たちも風邪だろうと思うので薬を飲ませようとお薬をもらって帰ってきた。
毎朝、風邪をひいていると思われる外猫たちには薬をご飯に入れて飲ませているが、カリカリ(キャットフード)だけでは食べないので高栄養のad缶をあげることにした。雨が止まないとご飯もやりにくいので困っていたが、1週間くらい続いた雨もやっと止んだので慎重にご飯をあげるようにした。
外猫たちも流れボス猫がやって来てあまり来なくなったが、弱っている猫たちはやってくる。外猫たちに使われているようだが心配になるし、自分にできることはしてやろうと思っている。外猫たちも梅の木に登ったりして可愛い姿を見せてくれるとホッと癒される気持ちになる。避妊去勢もしてやりたいけど捕まえることができないので、これから少しずつ頑張ってみようと思いつつ、寒い日はまだしも冬の雨は降ってほしくないと思う日々です。
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。
小誌編集長は犬も猫も大好きである。
特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。
今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)