編集長・原田のコンテンツエッセイ 徒然ぐせ vol.213
9月に入ると大型台風9号と10号の強風と大雨が、続けて九州全体を巻き込んで
過ぎ去っていきました。
家の場合、古い家なので、窓ガラスが割れるんじゃないかとドキドキして養生テープを張りましたが、庭の木が唸りながら揺れ大きな音をたてたので、心から恐ろしい思いをしました。
そんな家の中にいる私が怖かったのだから、外にいる外猫たちはもっと怖かっただろうと可哀そうになってきました。
今年は外猫たちも苦難の夏だったと思います。35℃以上の猛暑の日々が続いて人間もグッタリしているのに、外猫たちは空気がモワッとして息苦しいほどの暑さの中にいなければいけなかったので大変だったようです。
外猫たちを見ていると猛暑の日は庭の土の上に寝ていました。
あまりの暑さに、カラダを土で冷やしているようなのです。
私ができることは新鮮な水を置いてやることと、ご飯だけは美味しいのを食べさせて元気をつけさせてやることだけです。
今年の夏は人間も動物たちにも過酷な夏でした。
でも、おかげさまで犬も猫(家猫も外猫)も元気に過ごしています。
そこで私は考えました。"外猫たちが病気をしても捕まえることができないので病院へ連れて行けないから、健康管理ができるご飯にしよう"と。
今までも健康にいいものを食べさせていましたが、ちょっと高くなっても外猫たちが元気で雨にも風にも暑さにも負けないために、毎日のご飯を健康でいられるものにすることにしました。
毎日来る猫も、たまに来る猫も、できるだけの健康管理をしようと決心しました。
もちろん新鮮な水も確実に置いておくようにしました。
そんなふうに思って頑張っているのに、家の猫たちが風邪をひいて順繰りにうつっていくのです。思わず「何故風邪なんか引くのか?」と猫に訴えながら1匹ずつ動物病院へ連れて行っています。心の中では「本当に勘弁してくださいよ」と猫に訴えている日々です。
今はおかげさまで回復しました。
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。
小誌編集長は犬も猫も大好きである。
特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、
つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)