新元号「令和」で注目の万葉集 知られざる万葉集の世界
「平成」が終わり5月1日から「令和」時代が始まります。 「令和」という元号の出典となり、今注目を集めている「万葉集」。今回は「万葉集」の雑学を紹介します。
●万葉集の成り立ち。
全20巻にもおよび、およそ4,500の和歌が収められている万葉集。日本に現存する歌集の中で最も古く、奈良時代の末頃に現在の形になったと考えられています。 万葉集の意味については、"よろづの言の葉を集めたもの"、"万葉という言葉に万代(永久)という意味がありこの歌集が永く伝わるように"など諸説あります。
●「令和」で注目され、新名所も誕生!?
新元号「令和」の出典元となったのが万葉集の「梅花の歌」三十二首の序文。万葉集の編纂者とされる大伴家持の父で政治家であり、歌人としても有名だった大伴旅人によるものとされています。 序文の舞台は、当時、太宰府の長官だった大伴旅人の邸宅のあった場所。現在は「坂本八幡宮」になっています。