ベリーが痙攣をおこして夜間動物病院へ
絶体絶命の重篤な状態に
部屋に戻ると、食い意地が張っているベリーが薬を食べていた。ベリーは癲癇の持病をもっており、飲んだ薬はきらりの甲状腺ホルモンの薬だった。大量に飲んでいたが一見では普通と同じように見えたので安心していた。でもよーく見ると尻尾が下がっているような、なんだかいつもより大人しいような気がする。でも問題ないだろうと思っていたら、廊下で大きな音がした。慌てて行くとベリーが痙攣をおこしている。大急ぎで抱いてタクシーで夜間動物病院へ!
途中で病院へ状況の連絡を入れて飛ばしてもらったが、急に熱が出てきた。危ないかもしれないと思う状態で胸がドキドキしてきた。病院に着いたら先生が緊急処置の用意をしてくださっていて、大至急痙攣を止める処置をして熱が42度もあるので熱を下げてもらったが、今度は低体温になり危篤状態に。
胃の洗浄をして薬を出すようにしてもらいましたが、時間が経っていたので血中に入っている、心拍数が240と異常な状態だし、血液検査の結果、肝臓、腎臓などの数値は全て悪い数値。
とりあえず眠らせて、脳を休ませて点滴をしながら、「尿毒症にならないために、排尿ができて毒素が出て行けばいいが…」というような状態でした。先生たちも一生懸命処置していただいたし、ベリーも頑張っているようでしたが、手足はピーンと伸びたままの状態です。見ているだけで心臓が飛び出るようなドキドキです。とりあえず尿が出てくれれば、心拍数が下がればと願いながら計器の方から目が離せないでいました。
1時間があっという間に過ぎ、少しずつ数値が下がり始めましたが、まだまだ200台です。尿が出始めたので尿毒症の心配が軽減されてきました。しかし、突然不整脈になったりして危篤状態は続いています。
時間はどんどん進み、数値はまだまだですが少し改善の兆候が見え始めたのか、先生たちの顔に安心感が見え始めました。その様子を見て私たちも「峠は越したのか?」と思いましたが、目が覚めると足が硬直して真っすぐになります。それを見るだけでも怖くなりますが、朝まで延長で置いてもらえるようにして、かかりつけの病院へ直行することにしました。
かかりつけの病院へはカルテがFAXされていたので、すぐ治療にかかっていただきました。私たちはずいぶん改善している気分でしたが、初めて見た先生たちには緊張感が走っていました。まだ危篤状態なのです。思わず先生に「助けてください」とお願いしました。
朝入院させて、夕方6時に状況確認に行きました。意識が少し戻っていましたが、まだ目が虚ろで立つことは出来ませんでした。でも、命は助かりました。翌日の夕方電話をすると退院していいとのこと。すぐに迎えに行きました。目がしっかりしていましたがまだ立つと転んだりします。退院から3日経ったら目もしっかりして歩くこともずいぶん改善されています。本当にこの日が危篤状態からの生還と言っても過言ではありませんでした。
これからは管理もしっかりしていかなければと肝に銘じています。
退院後報告
退院して1週間後の検査で肝臓の数値が改善していませんでした。あと1か月薬での改善が必要になりました。内臓がかなりダメージを受けていたようです。
寄付のお願い
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