漢方薬とちょっとした心がけで少しずつ改善に。
若い頃はそんなことはなかったけど、更年期世代になると増えてくるのが不眠の悩み。実際に先進国の中で最も睡眠時間の短いのは日本であり、中でも40~50代の女性の睡眠時間が一番短いという調査結果もあるみたいです。
私もいつからかはっきりしないけど、ずっと質の良い睡眠がとれてないような気がしていました。寝つきは悪くないけど、途中何度も目が覚めたり、一度目が覚めたら朝方まで眠れなくなるタイプです。このいわゆる中途覚醒が起こる原因は、ストレス、女性ホルモンの乱れ、加齢、飲酒、カフェインの影響など色々とあるようですが、どれも心当たりが…。たぶん私の場合、いろんな要素が重なって自律神経が乱れ、交感神経が優位になっているため、夜も頭の中がギンギンになっているのではないかと思われます。
毎日のように中途覚醒が起こると、疲れは取れないし、寝ること自体がストレス…という悪循環に。そこで、別件で内科に行った時にちらっと相談して、漢方薬を試してみることになりました。イライラや神経の高ぶりを静め、認知症やうつにも効果的だと言われている「抑肝散」という漢方薬です。さらに、布団の中で深く呼吸をして頭の中を無にするとか、途中目が覚めてもスマホは見ないとか、なるべく神経を高ぶらせないように気を付けたところ、かなり目が覚める回数が減り、覚めても早めに寝付けるようになってきました。眠れないと本当にきついので、これからも出来ることはやってみたいと思っています。
※漢方薬は自己判断で飲まず、病院や漢方薬局でご相談ください。