編集長・原田のコンテンツエッセイ
徒然ぐせ vol.187
春のポカポカ陽気に気持ちのいい散歩で、犬たちと私はご機嫌な日々を過ごしていた。
外猫たちも気持ちが良いに決まっていると思いながら、ご飯をあげようとガラス戸を開けたら、「キャーッ黒い猫がいる。うちの外猫たちとは違う」と、すぐドアを閉めた。
「え~、なんで黒い猫がうちの外猫たちのベッドで寝ているんだろう?どうして?」とまた怖々ドアを開けてみたらまだ居る。
目があっても動じないのだ。「う~ん、うちの外猫たちはどうしたんだろう、この黒猫が入り込んで来て、いなくなったのかな?」と心配になってスタッフKに連絡をした。
スタッフKも黒猫を見て、「うちの外猫たちはどうしたんですかね?ママ猫が許したんですかね?」と心配しているとうちの外猫たちも帰って来たりしていた。
そんな日が続いていたらスタッフKから連絡があった。「あの黒猫はこの間お濠で見た黒猫です」と。お濠でうずくまって動かないでいた黒猫だと言う。
「本当!心配したけど良かったね」と言いながら、「何で家に来るのかな?」と顔を見合わせてしまった。
でも、心配していた黒猫が元気で生きていたのにホッとした。心の中で家に来てくれて„ありがとう"という気持ちになった。
あの時救えなかったので心配していたからだ。
とりあえずご飯と水は飲めるし、暖かい寝床はあるからゆっくり元気になるまでいてくれたらいいと思っています。
しかし、今は猫が人気といって飼われていますが、悲劇が続いています。
家で飼っていても避妊をしていないと子供が生まれます。
猫は多頭で生まれるので、里親が見つからないと捨てられるという負の連鎖が始まるのです。
そうならないように、猫の避妊・去勢は絶対にして欲しいとお願いします。命は大切ですから…。
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)