潤い美肌めざして24時間「 乾燥 」対策
この季節、空気が乾燥しているので、肌も普段より乾燥しやすいものです。
暖房で乾いた室内にいると、肌の水分がどんどん奪われてしまい
カサカサの乾燥肌に。ケアをしているのに乾燥がおさまらないなら、
洗顔やスキンケア、食生活を見直してみましょう。
乾燥対策その1 洗顔で潤す
洗顔の回数が多すぎたり、ゴシゴシこすって刺激を与えたり、多くの人が必要な皮脂まで落とし過ぎる傾向にありますが、それが乾燥の原因につながります。
洗顔方法
STEP1
低刺激の洗顔料をよく泡立てて、Tゾーンを中心にやさしく洗います。
頬の乾燥が気になるようなら洗い過ぎの可能性も。
こすったり、くるくるとマッサージするのは控えます。
STEP2
熱いお湯で洗顔するのは厳禁。触ってぬるいと感じるくらいの温度に設定します。
水圧が肌に負担をかける場合もあるので、シャワーを顔にあてて洗い流すのも避けましょう。
STEP3
すすぎも顔をこすらないように注意しましょう。
手にすくったぬるま湯の中に顔を浸すようにして、やさしく洗顔料を落とします。
STEP4
洗顔後はタオルでゴシゴシふかず、吸湿性の良いタオルで顔を押さえて水分を取ります
+1アドバイス
肌の乾燥状態などに合わせて、洗顔料を臨機応変に選ぶことも大切です。
乾燥対策その2 スキンケアで潤す
STEP1
洗顔後は肌の水分がどんどん蒸発して逃げていくため、
すぐに化粧水で潤い補給をしましょう。
STEP2
化粧水はただつけるだけでなく、手のひらで顔を包み込むようにして、
しっかりと浸透させましょう。
乾燥しやすい目元や口の周りは重ねづけするのも効果的です。
STEP3
化粧水で水分補給した後は、乳液やクリームでフタをして、水分の蒸発を防ぎます。
適量を手のひらで温めてから、化粧水と同じようにして肌になじませましょう。
+1アドバイス
● 乾燥肌にはシートパックもおすすめですが、長時間の使用はNG。
シートが乾いてきたらすぐに外すようにしましょう。
● 洗顔後の顔に蒸しタオルをあてると、血行が良くなり、
老廃物の排出と栄養の運搬がスムーズになります。
● 保湿効果の高い化粧品でケアをしても、あまり乾燥が改善しないときは、
古い角質をピーリングなどで取り去ると、有効成分が浸透しやすくなり、
肌の調子が良くなります。
乾燥対策その3 水で潤す
室内の湿度アップ!
暖房で乾燥した室内にいると、肌の水分が奪われてしまいます。
乾燥対策に最も効果的なのは、常に身の回りに加湿器を置いておくこと。
加湿器がない場合は、濡らしたタオルや、水を入れた洗面器、
カップなどを近くに置くのもおすすめです。
水分補給で乾かない体に!
寒い季節は、体の水分が不足しても気づかないことが多いので、
意識的に水分補給をすることが必要です。
がぶ飲みするのではなく、少しの量を回数を増やして飲むようにしましょう。
緑茶やコーヒーは体を冷やすので、常温の水や白湯にします。
お風呂に入りながら少しずつ飲むのもおすすめです。
乾燥対策その4 食事で潤す
スキンケアでの乾燥対策と合わせて、食事で体の中から乾燥を改善し、
健康的な素肌をつくりましょう。
乾燥肌に効果的な成分と食材
β-カロテン(ビタミンA)
ニンジン、カボチャ、小松菜、ブロッコリー、春菊、ホウレンソウ etc.
β-カロテンとは緑黄色野菜や果物に含まれる色素のこと。
皮膚の粘膜の潤いを保ち、新しい皮膚の再生を促します。
不足すると肌がかさつきます。
ビタミンB群(B2、B6)
レバー、豚肉、豆類、魚類、牛乳、卵 etc.肌の健康を保って
くれるビタミンです。肌荒れやニキビなどを防ぐ効果もあります。
ビタミンC
ブロッコリー、トマト、赤ピーマン、サツマイモ、レモン、
キウイ、アセロラ etc.皮膚や粘膜の健康を維持し、
体に抵抗力をつける作用や抗酸化作用があります。
コラーゲンの生成にも関わっています。
ビタミンE
玄米、ナッツ類、豆類、ホウレンソウ、アボカド、オリーブオイル etc.
血行や新陳代謝が促され、潤いのある肌をつくります。
ビタミンの中でも特に抗酸化力が高く、ビタミンAと同時に
摂取することで美肌効果がよりアップします。
+1アドバイス
乾燥肌を防ぐには、この他
ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンなどの
保湿成分も必要です。
これらの成分はもともと健康な肌が持っているものですが、
加齢やストレス、睡眠不足などで失われてしまいます。
これらを含む食品やサプリメントで補いましょう。
乾燥対策レシピ ブロッコリーのごまあえ
β-カロテン・ビタミンCを含むブロッコリーと、ビタミンEを含むごまで作るお手軽惣菜。
【 材 料 】ブロッコリー(大1/2個)
A すりごま(大さじ1.5)、しょうゆ・酢・みりん(各少々)
【 作り方 】1. ブロッコリーは熱湯で茹でるか、電子レンジで蒸して冷ましておく。
2. Aの材料をボウルで混ぜ合わせ、(1)を入れてよくあえる。