命の尊さと出会えたという深い絆を感じてほしい。
今まで、何匹も見送ってきましたが、
いつも「もっと~してあげればよかった」と後悔ばかり。
悲しくて自分の無力さがむなしくて・・・。
「最期をみとれて良かった」と思えるようになったのは数年前からです。
愛する家族との別れは悲しくて辛いことですが、彼らも悲しませるために
出会ったのではないということ、一緒に過ごした楽しいを思い出を残してくれたことを
忘れてはいけません。
最期を迎える犬や猫たちは、体が自由に動くわけじゃなく、声もはっきりとは出せません。
そんな中、尻尾の先を少し動かしたり、握っている手足を握り返してくれたり、
苦しそうに視点が合わない状況で突然しっかりとアイコンタクトをしたり、
何かの方法でメッセージを伝えようとします。それを受け止めてほしいのです。
しかし、明らかに家族がいただろう老犬・猫や病気の犬・猫が捨てられるという現実。
こどものときはかわいいけれど、歳をとると、おもらししたり、病院代がかかったり、
介護で夜寝られなかったり、想像していないいろいろなことが起こります。
子犬・猫を家族の一員に迎えるとき、そこまで覚悟しなければいけないのです。
動物病院の待合室で絵本「さよならチワオ」に出会いました。
動物を家族の一員にするということは、楽しいことばかりではない、大変なことだ。
でもそこで何か家族に変化が起こる、何かとても大切なことを教わる。
とてもわかりやすく描かれていると思いました。
これから、動物を家族に!と考えている方は、ぜひ読んでいただきたいです。
ストーリー:チワワのいる夫婦に男の子が生まれ、男の子はチワワ(♂)と
兄弟となり友人となり、楽しく過ごす日々。
その後、チワワは老いてきて、散歩の途中でうずくまったり以前のように
男の子と遊べなくなり、男の子もそんなチワワがイヤになります。
お父さんもお母さんも老いたチワワに手をやき始めます。
しかし、病気になって昼も夜も介護が必要になったとき、家族は助けたい気持ちが上まわり、
みんなで協力しあいケアをします。そして、男の子の腕の中で亡くなるという話です。