「 老け 」の原因をなくしていつまでも美肌と健康をキープ!
老化は誰にでも訪れ、避けられないものですが、
できればいつまでも若々しくありたいもの。
そのためには体の外側はもちろん内側からのケアも大切です。
体を老けさせる大きな原因は「 酸化 」と「 糖化 」。
これらを防いで美肌と健康を保ちましょう。
抗酸化・・・「 酸化 」を防ぐ
活性酸素が細胞を酸化させると、シミ、シワ、たるみなどの肌の老化や、血管がさびついて顔色がくすむ、元気がなくなる…など、様々なダメージが現れます。タバコ、お酒、食生活の乱れ、ストレス、紫外線などが活性酸素を増加させる原因となると言われています。
生活習慣を改める!
● 喫煙やお酒の飲み過ぎ、スナック菓子のとり過ぎに注意
● 脂肪の多い食品や食品添加物の摂取はなるべく抑える
● 肌と目の紫外線対策を行い、排気ガスなど環境汚染がひどい場所はなるべく避ける
● 食事は好きなものばかりに偏らずバランスよく食べる
● 気分転換できるような趣味などを持ち、ストレスを溜めない
抗酸化成分を積極的に摂る
抗酸化成分には、体内で作られる酵素や、食事やサプリメントから摂り入れる
ビタミン・ミネラルなどがあります。
日頃食べている野菜や果物のほとんどに抗酸化成分が含まれているので、
好き嫌いなくバランス良く食べることが何より大切です。
<おすすめ食品>
● ビタミンE
“若返りのビタミン”と呼ばれるほど高い抗酸化力を持ちます。
緑黄色野菜(ホウレン草、ニンジン、カボチャ、トマト、ピーマンなど)
ナッツ類(アーモンド、落花生、松の実など)
豆類(納豆、豆腐、ミソ、豆乳など)
● ビタミンC
コラーゲン生成やストレス緩和など、美肌作りにも欠かせません。
果物類(レモン、アセロラ、キウイ、柿、イチゴなど)
● β-カロテン
ビタミンC・Eを含む食品と一緒に摂ると、より抗酸化力がアップします。
緑黄色野菜
その他おすすめ食品・・・卵、乳製品、レバー、カツオ、イワシ、カキ、玄米…etc.
抗糖化・・・「 糖化 」を防ぐ
糖化とは体内のたんぱく質と食事で摂取した糖が結びついて、
劣化したたんぱく質が作られ蓄積することです。
血管や骨、肌などの老化や、病気の原因になると言われています。
まずは食事を見直し、運動で糖分をエネルギー消費することが大切です。
食事の内容やとり方を見直す
糖化の原因は、糖の過剰摂取です。スイーツなど糖分を多く含む食品はもちろん、
ごはんやパンなど炭水化物のとり過ぎにも注意しましょう。
また、食品の中でも血糖値を上げにくいもの(低GI値の食品)を選べば、
糖化は抑えられます。
GI値に注目!
GI値とは、食べた後に血糖値が上がる速度を示す数値で、
GI値の高い食品ほど血糖値を急激に上げます。
GI値60以下が望ましいと言われています。
低GI値食品例
● 玄米 ● そば ● ライ麦パン ● 卵 ● 牛乳 ● プレーンヨーグルト ● ナッツ類
● 果物・・・ジャムや缶詰など甘く加工したもの以外は、GI値が低いものが多い。
● 野菜・・・ジャガイモ・ニンジン・トウモロコシなどは高めなので注意。
● 魚介類・・・魚介類は全般的にGI値が40前後と低いので積極的に摂りましょう。
特に青魚や鮭はEPAやDHAといった良い油を多く含み、
老化防止になります。
食事は食べる順番が大切です。
食後の急激な血糖値の上昇を避けるために、まずは野菜・海藻・きのこ類など、
糖質の吸収を緩やかにする食物繊維を多く含むものから食べ始めましょう。
次に肉・魚・大豆などのたんぱく質、最後にごはん、パスタ、うどんなどの
炭水化物を食べるのが理想的です。
また、抗糖化作用をもつ食品として、ローマンカモミール、ドクダミ、
柿の葉などのお茶を飲むのもおすすめです。
<食べる順番>
1 食物繊維を多く含むもの・・・野菜・海藻・きのこ類など
2 たんぱく質・・・肉・魚・大豆など
3 炭水化物・・・ごはん、パスタ、うどんなど