編集長・原田のコンテンツエッセイ
徒然ぐせ vol.185
犬と出会い始めて、もう19年位たってしまった。
始まりは、メリールーというフラットコーテッドの子犬がやって来たことからだ。
子供のころから動物好きだったようで犬や猫が家にいるのが日常だった。
多い時は、犬は3匹はいたが、子供のころから、犬や猫の子供をよく拾ってきていたようだ。
そう言えば昔、天神に有った事務所に母がやってきた時の一言が今でも忘れられない。
その一言は「子供の時からの癖は治らんね~」とつぶやいたのだ。
保護していた犬がもう3匹はいた時のことだった。
メリール―とストーンがいて、保護した犬と合わせて5匹になっていたのだ。
我が母ながら、事務所に5匹も犬がウロウロしているのを見ても、あんまり驚いていないのには感心したりした。
しかしメリールーが亡くなって、もう5年半も過ぎた。
大型犬だったので存在感があったが、忙しかったので寂しいというのはあんまりなかったが、フッとこの頃思い出すことが多くなった。
それは、数ヶ月前フラットと小型犬が2匹合計3匹を引き取って欲しいという連絡があったからだ。
どうしたらいいだろうか?今でも充分犬や猫はいるのに…と思いながらも、
フラットか!フラットは、もう1匹ウィズリーという保護したオスがいたが、その犬も亡くなっていたので心が動いていた。
それが、幸いなことに家族で再度話し合った結果飼えるようになりましたとの連絡をいただいて胸を撫で下ろした。家族の一員として飼われていた犬たちは死ぬまでその家族と一緒に暮らしていくことが幸せなのだ。ホッとした気持ちと残念な気持ちがありました。
なんだか人間の身勝手で受難な時代を受け入れなければいけない動物には心から可哀想だと実感した。
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)