季節の移ろいを心でじっくりと堪能する、豊かな暮らしを始めてみませんか。
しつらえを替えて「夏」を迎え入れる
ご家庭では、クッションやラグマットを取り換えたり、すだれで直射日光を遮って
影を作ることで、涼しげな夏のしつらえになりますよ。
しつらえで涼を愉しむ |
1. 音と風で「 涼 」を取り込む
わずかな風でもちりりんと澄み切った音を奏で、涼しさを伝えてくれる風鈴。
布や紙の短冊は、風が吹き抜けるたびに美しく揺れ動き、
目でもそよ風の涼しさを感じられます。
2. 打ち水で風の流れを作る
打ち水は庭や玄関の周りの一部を冷やすことで温度差による風の流れを生む知恵。
家全体に水を撒くのではなく、部屋の一方側(ベランダなど)に水を打ち、
玄関ドアを開けて通り道を作ると、さっと吹き抜ける風を楽しめます。
3. 氷の花器で涼しげに
花瓶やグラスに水を張り、花を挿す穴の形になるもの(試験管など)を固定して
冷凍庫で一晩凍らせると、氷の花器が出来上がります。
器から氷を取り出して花を飾ると、おもてなしにぴったりな涼しげなあしらいになります。
4. キーンと溶ける水音を堪能
鉄製のカゴに氷を入れて吊るし、深さのあるガラスの器を下に置いておくと、
少しずつ氷が溶け落ちて、キーンキーンと澄んだ水音を奏でます。
直射日光の下ではすぐ溶け切ってしまうので、日陰に吊るすのがポイントです。
5. ざるの寄せ植えで「涼」を感じる
ざるに苔と山野草を寄せ植えしたものを作ってみる。
広い庭がなくても、手頃なサイズのざるにフィルムを敷き、
好みの花を寄せ植えするだけで、植物のみずみずしい風情が味わえます。