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マザールーフ誕生物語 なぜ編集部がつくったのかVol.5前編

マザールーフ

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NPO法人マザールーフの誕生物語 Vol.5前編

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マザールーフの捨て犬の保護活動は
公園に捨てられている犬連絡で保護した犬でした

 引っ越しシーズンになると公園に捨てられている犬が出てきます。飼い犬だったというのはすぐに分かります。人間を怖がらないからです。しかし犬たちは警戒もしています。本能的なものがあるので、保護する時は警戒をして逃げてしまうこともあります。もちろん自分から近寄って来る犬もいます。保護にはいろいろなパターンがあるので大変です。
 公園にいる捨てられた犬は、公園に遊びに来ている犬と一緒に遊んだりしていることもあります。もちろん優しい飼い主さんもいらっしゃいますが、厳しい飼い主さんもいて、追い払われたりしています。そんな姿を見ていると早く保護してやらないとという気持ちが強くなることがありました。いろんな努力をして多くの犬たちを保護しました。
 他にも連絡があり保護に向かって保護した犬もいます。しかし「捨て犬がいる」という連絡をいただいてその場所に行って保護できなかったことも多くありました。犬たちが警戒をして逃げてしまうからです。保護活動は本当に難しいのです。時間をかけて1カ月以上もかかった犬もいます。もちろん、保護したが自分の家の犬と相性が合わないと言って連れてこられた犬もいます。いろんな形で縁があった犬や猫がマザールーフにやって来ているのです。

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捨てられるということは犬にとって本当に不幸なんことなんです!

 捨てられた犬は、恐怖と寂しさと戦っています。公園に捨てられた犬はつながれていなくても、ほとんどその公園から外には出ていきません。どうして外に出ていかないのかは分かりませんが、捨てられた公園の中を移動したりはしますが公園内にいるのです。それはきっと、飼い主が迎えに来ると思っているのかもしれません。今まで公園で保護した犬たちはそうでした。舞鶴公園にいた空くんも、公園内を走り回っていましたが外には出ていきませんでしたし、コンちゃんも鴻臚館跡の芝生の公園内にいつもポツンといました。食事はいろんな人が持ってきてくれていたようです。人を噛んだり、無駄吠えもせず静かに寂しそうにいました。捨てられた犬たちは本当に寂しそうなのです。

 

寄付のお願い
犬たちが高齢になっていますので医療費が高額になっています。持病を持っている犬なども多くなりました。自分たちだけの金額では足りなくなっています。

ぜひ、医療費としての寄付をお願いします。
郵便振替   振替口座番号 01730-0-108697
    口座名:「マザールーフ」事務局
銀行振込  福岡銀行 本店営業部 普通 5073780
    口座名:マザールーフ 代表 原田敦子

マザールーフの犬たち Vol.5
捨てられた公園で、仲良くなった犬と散歩をしていたサキ

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出会い ある犬の飼い主さんから聞いた「散歩に出ると、いつも公園から犬がやってきて、うちの犬と一緒に仲良く散歩をするの。そして終わったら、また公園の奥に帰っていくのよ」それが公園に捨てられていたサキです。とても臆病な性格のため、保護するのに苦労しましたが、無事マザールーフの一員となりました。

それから 推定6歳(2018年)のサキは、マザールーフの犬たちの中では一番の若手。今のところ病気もせず元気いっぱいです。普段はおとなしい性格ですが、食べ物を見ると興奮します。マザールーフハウスの4階で暮らし、定期的にボランティアさんのお宅にお泊りに行くのがサキの一番の楽しみです。

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