SKIP編集部がなぜマザールーフをつくったのか…
NPO法人マザールーフの誕生物語 Vol.3後編
ミルクを飲む子猫たち
大型犬から小型犬、はたまた生後1~3週間の猫まで
いろんな犬や猫がやって来ました
都会のビルの間を犬が走っているの?と思うが、マザールーフ(福岡市内)では、犬が目の前を走っているのに何故だか出会うのです。
犬たちは、自分が何処を走っているのか分からずにパニックになっているようだし、走り疲れているようにも見える状態です。
そんな犬を見たら放っておけないので、ついつい追いかけて捕まえようと走り出してしまいます。
それは、たまたま3人でいる時でした。
犬が1匹で天神のど真ん中を右に左に走っているのです。
何人かいると捕まえやすいので、中洲の「であい橋」まで追いかけて捕まえたことがあります。
その犬は飼い犬らしく、首輪をつけていました。噛んだりはしないので、リードを持っていなかったので抱っこして連れて来ました。
その時の今でも忘れられないスタッフの一言があります。
中型犬の12~13㎏くらいのミックス犬で結構重かったので、私が「ちょっと休んでも良い?」と聞いたら、「重くても手がちぎれそうと思っても、そのまま歩いて会社まで行ってください。気を抜くと犬が暴れ出しますから。」と言われたことです。
スタッフは、今抱かれている犬は緊張して固まっているので暴れたりしませんが、気を抜くと暴れます。そうならないうちに連れて行かないといけないと思ったからでした。
しかし本当に重かったんです。
会社まで1㎞弱はある距離だったから、落としそうになるし手が震えるほどでした。
その犬は飼い主さんが見つかりました。
2匹が一緒に家から逃げたようでした。
本当に保護して良かったと思った犬でした。
捕まえなかったら大変なことになったと思います。
他にも、生後2~3週間の子猫が草むらにいたのを保護したこともあります。
2匹いたのですが本当に小さくて、1匹は手の平に乗るサイズで目も開いていなくて、もう1匹はそれより少し大きい子猫でした。
赤ちゃん用の粉ミルクを溶かして3時間おきに飲ませましたが、小さい方はダメでした。
もちろん温かくして抱っこしていましたが3日後に息を引き取りました。
こんな事にたくさん出会っていますが、私たちは、悲しいことではありますが最後に愛情を与えることができて良かったと思うようにしています。
もう1匹は無事に大きくなったので里親に出すことができました。
犬も猫も沢山やって来ましたので、里親に出したりマザールーフにいることになったりしています。
寄付のお願い
|