(左)サニーと(右)きらり
SKIP編集部がなぜマザールーフをつくったのか…
NPO法人マザールーフの誕生物語 Vol.3前編
ビート
マザールーフに来た犬や猫は、自分から私たちに向かって歩いてやって来るのです
やって来た犬たちに問題行動が現れ大変に!
捨てられた犬の中には虐待をされた犬もいます。マザールーフにやって来た犬の中にも叩かれていたと思われる犬がいて、手を近くに出すと、突然何かを思い出したように噛みつく犬がいました。保護した最初の頃は噛みつくようなことはありませんでした。
きっとまだ緊張していて、その緊張が解けて安心してきた時だったのかもしれません。
そうなってきた時、フッと過去のつらい記憶が蘇ったようで噛みついてきました。
何度も病院へ行って、破傷風の注射を打ったり治療をしてもらったりしました。
だんだん、病院へ行かなくても自分で噛みつかれた時の治療ができるようになったほど噛みつかれました。
もう、一生破傷風の注射はしなくてもいいと病院で言われるほどです。
噛みつくという症状が現れた犬は数匹いました。辛い思いをしたんだな~と胸が痛くなることがありました。
犬たちは噛みついた後、“シマッタ”という顔をします。本当に申し訳ないという顔です。
自分でいけないことをしたと分かるのです。そんな顔を見ると、今までいた環境が可哀想な状況だと実感します。
だからといって、許しておけることではありません。誰からも愛されるためには改善してあげなければいけません。だんだんエスカレートしていかないようにする注意も必要です。
まず、むやみに触らないようにして噛まないようにすること。
愛情を注いで精神的に落ち着けるようにしてあげること。ここは安心できる自分の居場所なんだということを教えていくようにします。
こんな犬たちを見ると、飼われていた犬たちの中には虐待を受けている犬もたくさんいるという現実を知りました。
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マザールーフの犬たち Vol.3
●ポールにくくり付けられ、カラスに狙われていたトイプードルのベリー
出会い スタッフが事務所の近所の公園を通りかかった時に見つけた小さな黒い塊。
それがまだ生後3ヶ月のベリーでした。カラスが狙っているのが見えましたが、リードをポールにくくり付けられ動くことができません。
「まさかこんな小さなトイプードルを置き去りにはしないはず…」そう思ったスタッフはすぐには保護をせず、しばらく見張っていましたが、いくら待っても飼い主が現れることはありませんでした。
それから 今年(2018年)9歳になるベリーは、マザールーフハウス3階で暮らしています。
散歩の時に他の犬を見ると大興奮!ワンワン吠える癖はシニアになった今も治りませんが、本当は臆病で人見知りな性格です。
先日初めててんかん発作を起こし心配しましたが、MRI検査を行ったところ腫瘍などの病変はなく安心しました。