植物の力で、美しく健康に!
ヨーロッパでは昔から植物療法として広く知られている「アロマセラピー」。
日本でも、今やポピュラーになり、最近は医療機関でも取り入れているところもあるほど。
そこで、健康で美しい体と肌を手に入れるために、アロマセラピーを日常で手軽に取り入れ
られる方法をセラピストの方に伺いました。
アロマセラピーでインナービューティ!
★ アロマの取り入れ方(方法)★
花や草木など植物エキスを100%濃縮したエッセンシャルオイル(精油)の香りが
鼻から入り、脳の神経に伝わることで気分をよくしたり、様々な症状が緩和されます。
アロマバーナーに精油を入れてお部屋で香りを楽しむなど、様々な取り入れ方があります。
※ 精油には生理中や妊娠中の時には使用できないものがあるので、お店の方に相談するなど
必ず確認しましょう。
〈 芳香、入浴編 〉
● お湯を入れたカップに精油を1〜2滴いれてデスク周りなどに置く
● 足 湯 … 洗面器などにお湯と精油を数滴いれ足をお湯に浸ける。
● 座 浴 … 洗面器などにお湯と精油を数滴いれ、お尻をお湯に浸ける。
お尻の仙骨部分は自律神経がたくさんあるので、ホルモンバランスを整えるのに
重要な部分。生理痛など女性特有の不調や婦人科系の悩みに有効な方法です。
足湯も座浴も7〜8分が目安です。
● 半身浴 … 入浴で最もお勧めの方法。お湯は36〜37℃くらいのリラックスできる温度で、
好きな精油を数滴いれて、ゆっくり浸かりましょう。
〈 トリートメント編 〉
● アロマトリートメントは、肌に塗布した時の芳香効果と、肌から血管を伝わって有効成分が
全身に働きかける2つの効果をもたらします。精油は皮膚から桂皮吸収されるので、
マッサージするのは面倒くさいという方は、アロマオイルを軽く塗布して軽くする程度でも
効果的です。
※ 精油を肌に直接塗布するのはNGです。ホホバなどのキャリアオイルと混ぜた
アロマオイルを使いましょう。
〈 アロマトリートメントの様々な方法 〉
● 脚をさする、マッサージして流す
ふくらはぎや足裏は第二の心臓といわれます。
デスクワークが多い人は足を下げた状態なので、血流や老廃物が下にたまりがち。
アロマオイルを足に伸ばし、上へ流すつもりでマッサージします。
足の指を揉みほぐしたり、足裏をトントンとたたくなど2〜3分刺激するだけでも
夏バテしにくくなります。
● たるみに効く!
耳まわりや首には美容のツボがいっぱい!特に耳は美容のツボだらけ!
耳周りを刺激するだけで血行促進ができ、体の不調やだるさの改善も期待できます。
耳を触ったりぐるぐる回したり、ひっぱるなど刺激しましょう。
耳の下を押して痛いと感じる場合は、老廃物が溜まっているのでしっかり流しましょう。
〈 精油の持つ効果を最大限に活用! 〉
● 夏バテには
内臓機能の働きを促進する状態に導く精油「ペパーミント」や「マージョラム」が
お勧めです。
● 夏カゼ予防には
「ティートリー」は粘膜を強化して風邪予防に有効です。湯船に2適ほどいれて入浴したり、
頭がさえない時には、お湯を入れたカップに数滴入れてデスクの上に置いておくのも
お勧めです。
● 美容には
老化防止が期待できるローズ、ネロリ、ジャスミン、フランキンセンスなど女性には
お花の精油が特にお勧め!お花は女性らしさを向上させ、女性ホルモンの分泌を促す
ことが可能です。ストレスを緩和させるので、若々しく美しくありたい方にイチオシ!
● むくみ
夏は冷たいものを多くいただきがち。体が冷えてくると内臓も下がり代謝が悪くなり
消化も悪くなります。 冷たいものはなるべく控えましょう。リンパの詰まりやむくみを
流して、セルライトにも効果的なゼラニウム、グレープフルーツ、ジュニパーがお勧めで、
顔のむくみにも効果的!
※朝は、柑橘系のアロマオイルを塗布するのは避けてください。
〈 どんな精油がいいの? 〉
どんなアロマを選んでいいかよくわからない場合は、女性はお花系の香りを選ぶと良いでしょう。また、目的別に精油がブレンドされたものもあるので、こちらもお勧めです。
アロマオイルも、自分でブレンドするのが大変という方には、精油とキャリアオイルが
ブレンドされたものが市販されています。