夏のカラダを整える! 美肌・疲労回復・冷え解消に水のことをもっと知ろう!
水の役割 |
体の約60%は水分です!水分の働きで体内環境を整えます。
体内の水は約3分の2が細胞内液、約3分の1が細胞外液です。
細胞外液は体内を循環する血液とリンパ液、細胞間液に分けられ
体に重要な役割を担っています。
腎臓の働きに欠かせない水
水分量が少ないと、腎臓にも負担が!
腎臓は、血液の中の不要な老廃物と水分を尿として膀胱へと送る役割があります。
健康な成人の平均的な排尿量は約1.2ℓ。
最低約500㎖の尿を排泄しないと老廃物を出し切れず、
老廃物は体内に溜まってしまうのです。
体温を調節する役割
体内の水分は、気温が高い夏や運動をして身体温度が上がった時に汗として排出されます。
皮膚から汗が蒸発するときに熱を奪われるため、皮膚表面の温度が下がり、
体温の上昇を防いでいるのです。
肌のうるおい補給
体内の水分が不足すると一番に削られるのは、命にかかわらない“肌の水分”です。
水分は血液循環やリンパの正常な流れ、老廃物の排出など、健康であるための
多くの役割があるため、体の不調はまず肌荒れなど、肌に表れるというのはそのためです。
肌細胞のターンオーバーにもかかわるミネラル豊富な水を飲むことは、
体の中からキレイになることにもつながります。
※運動や気温によっては、もっと多くの水分が排出されると考えられます。
水分補給の量はそれに応じて増やしましょう。
◆ 水分が適量かどうかをチェック!◆
水分が足りないかも!水分を増やしましょう ● トイレに行く回数が、日中4回未満 ● 塩分の多いものを食べていないのにのどが渇く ● 口臭がある |
水分が多すぎるかも!水分を減らしましょう ● トイレに行く回数が、日中9回以上 ● お腹がチャポチャポする ● 胃腸が弱いほうだ |
◆ 水分のとり方・間違っていませんか? ◆ これはNG!
1. 汗をかかないようにトイレに度々行けないために、水分を控えている。・・・→1日に必要量 の水分をとらなければ、脱水症状のリスクがある。
2. 便秘解消のために水をたくさん飲んでいるが、あまり変化がない。・・・→水分の量が多すぎ る可能性がある。適度な量を考えて摂取しよう! 水分のとり過ぎで栄養の吸収や代謝も悪くな るため、逆に便秘になっている。また、やせにくくなっているかもしれません。
3. むくみやすいので、水分を控えている。・・・→むくみは、細胞間液が増えることで起こる。 体内の水分が不足していると、塩分を摂った時にこの細胞間液が補おうとして出てくるため、
それが余分な水分となって、むくみの原因になります。
4. 水分としてコーヒーをたくさん飲んでいる。・・・→コーヒー、緑茶などのカフェイン飲料や アルコール飲料は利尿作用が強く、水分補給になっていない。
5. 冷たい飲み物より体を温めるしょうが湯をよく無糖で飲んでいる。・・・→ 無糖では熱量が
ないため、体が温まらない。
6. 飲み物はほとんどゼロカロリー飲料を飲んでいる。・・・→ 人工甘味料で甘くした飲み物は
ダイエット飲料であっても、太りやすくなることもある。
◆ 効果的な飲み方 ◆
のどが渇く前に飲む! ・・・のどが渇いた時には、もう体は水分不足を起こしています。
のどの渇きを感じる前に、水分を補給するように気をつけ
ましょう。
水の温度も考えて飲む! ・・・ 基本的には季節に関係なく 「常温」が理想的です。一気に
飲むのは難しいので少しずつ口に含むようにしましょう。
こまめに飲む! ・・・ 1回の量の目安は100cc位。のどが渇く前に飲むことを考えて、
朝起きて・朝食の前と後・オフィスでは1時間に1度(500cc)・
昼食の前と後・夕食の前と後・入浴の前と後・就寝1時間位前と
すると、1,500ccは飲むことができます。