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編集長・原田のエッセイ 徒然ぐせ vol.193

徒然ぐせ

編集長・原田のコンテンツエッセイ
徒然ぐせ vol.193

エッセイ,里親募集,猫,犬,保護,動物好き,福岡

 朝いつものように犬たちと散歩に出かけると、会社の前にサバ缶が木の下に点々と置いてあるのを発見した。犬たちが食べると大変だとリードに力を入れると缶の中は空っぽになっている。「何でサバ缶なんかが置いてあるのかな?」と思っていたら、スタッフKが「見ました?猫が捨てられています。」という。だからサバ缶があったのか…と悲しい気持ちになりました。猫は飼いネコだったようで、寂しいのか人が通ると寄って来て撫でてもらうように催促をしています。今まで家族の中で暮らしていたのに不安だろうと思うと心が痛くなります。いったいどうしたらいいのか…。保護するのか?どうするのか?と考えてしまう。捨て猫は、どうやって暮らしていくんだろうか?ご飯のもらい方も知らないだろうにと思うと、捨てた人のことを恨めしく思ってしまう。

 この頃、事務所には人間より猫の方が多いんじゃないかと思うくらい猫が増えている。と言っても、まだ犬の方が多いが、このままだと猫も多くなってしまうかもしれない。何で捨てるんだろう?と本気で考えてしまう。もちろんお金がかかったりするし、手もかかることはあるが捨てることはないだろうと思う。捨てなきゃならない事情があるから捨てたんだと言われるかもしれないが、やっぱり捨てることはないんじゃないかと思ってしまう。

 私も今、4匹いるうちの1匹の子猫が本当に悪いし懐かないので思わず"外に出て行く?"と言ってしまうことがあるが捨てはしない。母猫も野良出身なので私の姿を見ると椅子の下に隠れたりして懐かないが、少しずつリラックスしている姿を見ると心がホッとしたりする。

 大変なこともあるとは思いますが、一度家族になった動物は最後まで大切にしましょうよ。いつか何か小さいことかもしれないけれど恩返しをしてくれますよ。
 私たちはいつも動物たちに守られているというのを感じていますから。

●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。
小誌編集長は犬も猫も大好きである。
特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。
今までどれくらい保護したことか…。

(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)

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