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編集長・原田のエッセイ 徒然ぐせ vol.198

徒然ぐせ

編集長・原田のコンテンツエッセイ
徒然ぐせ vol.198

エッセイ,里親募集,猫,犬,保護,動物好き,福岡

 夜間に電話がかかってきた。夜に電話があるのは悪い予感がすることが多かった。今回もやっぱりそうだ。

 「生後1年くらいの犬を保護したが、出張に出るので預かってくれる24時間体制のペットホテルを探している」とのことだ。24時間体制のホテルはあるが、健康チェックをきちんとしているかどうかを聞かれます。まずワクチンを打ってノミ・ダニ駆除をしていないと、預かってくれないのです。ペットホテルとしては当たり前のことです。そこでワクチンを打っているのか聞いたら、打っていないとのこと。これでは預かってくれる所は無いと思ってもらわないといけないと話した。

 私は保護したらすぐ動物病院へ行くようにしている。そうしないと、すでに保護している犬たちに病気がうつるかもしれないからからです。せっかく救った命を危険な目に合わせる可能性があるからです。飼い犬だろうと分かる犬でも必ず動物病院へ行って、ワクチンなどは無駄になるかもしれないが打ってもらうようにしています。保護をするというのは本当に難しいのです。保護したとたんにお金も必要になるのです。しかし、これをすることが、とても大切になるのです。

 そうは言っても、何とかしてあげないと可哀想だと思っていろいろ探してみた。私ではできないので「お金はかかるが、家に来てもらえるペットシッターさんがいいんじゃないか」など考えて、可能性のある店などを教えたりした。その方は「自分で電話して相談してみます」と言われて電話を切った。その後、連絡がないのでうまく連絡がついたんだと思うことにした。

 今、捨てられた犬は、本当に少なくなっているのに、その犬は4か月前に保護されたらしい。犬の運が強かったんだろうと思った。優しい人に出会って保護してもらったんだから。犬も人間も運が強いと幸せをつかむ可能性が大きいと思う。

●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。
小誌編集長は犬も猫も大好きである。
特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。
今までどれくらい保護したことか…。

(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)

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