SKIP編集部がなぜマザールーフをつくったのか…
NPO法人マザールーフの誕生物語 Vol.9前編
マザールーフの犬たちはいろんな事情でやって来た犬たちです。
マザールーフの犬たちは、SKIPの編集スタッフが中心となって世話をしています。
マザールーフに様々な事情でやって来た犬たちを紹介します。
後ろ足が立たない、歩けない!排泄はお腹にタオルを回して立たせて
退院して体の方の回復はしていましたが、足の方は立つことができませんでした。排泄は、気分転換も兼ねて芝生のある所まで籠に入れて二人で抱えて行き、タオルをお腹に回して立たせてさせました。歩くことはほとんどできませんでしたが、痛みがなくなって笑顔になっていました。背中には放射線治療の跡だと思われる被毛が黒く焦げているようになっているところがありました。
退院後1か月位過ぎた頃から、立たせる練習から歩く練習をしてみようとお腹にタオルを回して二人がかりで少しずつ歩かせるようにしてみました。リハビリです。自分ではまだ立つことはできません。立たせても、足の指が裏返っていました。でも、スタッフと諦めないようにしました。毎日朝とお昼、夕方の3回、少しずつリハビリを続けていました。
そうしたら、ある日突然立てたのです。足が裏返らなくなったのです。もちろん、お腹にタオルをしてですが、今度は少し歩かせるようにしたら、後ろ足を引きずりますが歩けました。私たちもハナちゃんも懸命にリハビリをしました。時には、ハナちゃんの爪から血が出たりしました。足が裏向きになり引きずってしまうからです。思わず、「ごめんね」と言いました。でも、ハナちゃんも頑張りました。お腹にタオルをして少しずつ歩けるようになったのです。もちろん、時間はかかりました。
でも、手術をした先生は驚いて感動していました。“歩けるようになったんだ!”と。ハナちゃんより前に手術をした犬は、歩くことができず車椅子生活になっていたからです。
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