SKIP編集部がなぜマザールーフをつくったのか…
NPO法人マザールーフの誕生物語 Vol.7後編
保護犬たちはどうするの?
性格を把握したり、トレーニングしたり犬たちの相性も問題チェックもして部屋割りをします。犬の性格もいろいろです。優しいのに、どうしても相性がダメという犬もいます。
保護してすぐ病院へ健康チェックとワクチン接種
マザールーフで一番大切にしていることは、保護した犬たちの健康チェックです。保護して最初にすることは、まずノミ・ダニ駆除を行いそのまま病院へ行きます。健康チェック(感染症にかかっていないか?フィラリアはどうか?など)と血液検査をしてワクチン注射をして、他の犬たちのいる階に入ることにしています。これを怠るとせっかく救った命が、病気が移ってしまう恐れがあるからです。最初の管理はとても大切です。
保護した動物は、とても不安になっています。特に犬たちは、最初は猫を被って本来の性格を隠していたりします。時間をかけて性格を把握していくのです。
保護犬のトレーニングは? 保護した犬たちが安心して誰とでも散歩ができるようにトレーニングをします。
リードに慣れている犬は、急に走り出さないようしたり、人の左について歩くように、座って待てるように、食事もOKの指示が出るまで待てるように等の基本的なことをトレーニングします。
①待て ②座れ ③よし ④こい等の基本です。これができるようになると安心して散歩など誰とでも行けるようになるので、ボランティアさんとの散歩も可能になります。
トレーニングはできるだけ同じことを続けます。そうすることが、とても大切なのです。犬たちの安全を確保するにも大切なことです。これは、一般的に自宅で飼っている犬たちにも必要なことです。飼い主との信頼関係をつくるためにもです。
保護して新しく入って来た犬たちの躾は先住の犬がしてくれたりします
保護した犬の性格もいろいろです。特に保護したハナは、後から入って来た犬たちの世話や躾をしてくれていました。なかなか厳しい指導官で、私たちのお手伝いをしてくれていました。オス犬同士がいがみあったりするとハナが注意をするのです。オス犬もメス犬に怒られるとシュンとなったりするのです。私たちが叱るより、効くのでとても助かったりします。もちろん小犬たちの躾は抜群でした。甘噛みして注意をしながら躾をしていきます。
お陰で秩序が守られ、良い子に育つので里親さんに安心して渡すことができます。犬の社会性を教えてくれるのは犬でしかできないことなのかもしれません。
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