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編集長・原田のエッセイ 徒然ぐせ vol.203

徒然ぐせ

編集長・原田のコンテンツエッセイ
徒然ぐせ vol.203

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 引っ越しをしたので自宅の隣は公園になっている。そこには猫たちがのんびり暮らしているし犬たちも散歩に来ている。のどかでいいな~と思っていたが、ある時目撃したことに衝撃が起きた。こんな危険なことを平気でしている人がいるんだ!と憤慨をした。

 それは日曜日のことでした。朝の散歩と昼の散歩が終わって家に帰っていると散歩中の人を見かけた。"可愛い犬だな~"と思いながら車庫に車を入れて車から降りたら、ギャーという声が聞こえて公園を見ると、今散歩中だった犬のリードを離してフリーにしてあったようで、犬が猫に向かって走って掴みかかっていたのだ。猫と犬は絡まりながら転がっていた。犬が猫を噛んでいるのだ。猫も必死で抵抗していた。思わず「危ない!」と大声を上げたら飼い主の方が犬に「帰って来なさい」と呼んでいる。猫は怖かったようで逃げて行ったが、犬に猫を追わせるという神経はどうなんだろうか?と疑ってしまう。その飼い主の方が平然としているのにも驚いたし、動物たちにとって本当にノーリードは危険なんだということを目にした。

 ノーリードは、猫にとっても犬にとっても危険なことがあるんです。猫は恐怖心から犬の目を狙うし、犬は猫の首を噛むし、双方にとって死に直結することになる可能性が高いのです。あまりの突然な出来事だったので、「ノーリードはいけません」と、注意をしなかったのを反省してしまった。公園だからノーリードにしていいという考えはいけないのです。ノーリードは、自宅やドックランでノーリードOKの場所だけしかしてはいけないのです。自分は良いと思っても相手は嫌だったりするし、突発的な出来事が起きても守ることができないのです。

 新しい家の地域には猫たちが穏やかに、幸せそうに暮らしているのに恐怖が芽生えたと思うと、心から残念でたまりません。犬にとっても猫にとっても悲劇が起こらないことを願ってしまいます。

●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。
小誌編集長は犬も猫も大好きである。
特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。
今までどれくらい保護したことか…。

(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)

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